主なポイント:
- アカマイ株は5.5%下落の112.89ドル、6日続落に
- この売り浴びで時価総額は先週だけで21億ドル消失
- 粗利率58.3%は競合に劣り、請求額成長も鈍化
主なポイント:

アカマイ・テクノロジーズの株価は木曜日に5.5%下落し112.89ドルとなり、6日間の下落局面で時価総額21億ドルを消失した。
「顧客はアカマイのプラットフォームへのコミットメントに二の足を踏んでおり、過去1年間の平均請求額成長率6.8%は期待外れだった」と、今週発表されたStockStoryの分析は指摘している。
このクラウドサービスプロバイダーの株価は6営業日連続で11%下落し、時価総額は約170億ドルにまで落ち込んだ。この下落は、アカマイ株が年初来で36.9%上昇し、同期間に7.5%の上昇にとどまるS&P500種株価指数を大きくアウトパフォームしている中で起きている。同社の2025年度通期売上高は42億ドルで、2024年度の40億ドルから増加したものの、営業利益は6億3600万ドルから6億2800万ドルに減少し、純利益は5億500万ドルから4億5200万ドルに落ち込んだ。
アカマイの粗利率58.3%は競合に劣り、研究開発などの分野への投資余力を縮小させている。同社のフリーキャッシュフロー(FCF)マージンは向こう1年で25.3ポイント低下する見込みだとStockStoryの分析は指摘しており、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)やマイクロソフト・アジュールなどの大手クラウドプロバイダーと競合する中で、資本集約度への疑問が浮上している。
アカマイの売り浴びは、比較的安定した相場全体の動きとは対照的だ。S&P500は同期間の6日間で2.6%下落したとトレフィスのデータは示しており、今回の下落が銘柄固有のものであることを浮き彫りにしている。ハイテク株中心のナスダック総合指数も圧力を受けており、米国債利回りの上昇がグロース株の重しとなっている。
アカマイの分散型クラウドプラットフォームは、約130カ国・地域の4,100以上の拠点に展開しており、コンテンツ配信とサイバーセキュリティにおいて主要プレーヤーとしての地位を確立している。しかし同社は、自社のコンテンツ配信機能を拡大しているハイパースケーラー(巨大クラウド事業者)からの競争激化に直面している。株価はフォワード売上高の4.2倍で取引されており、これは多くのクラウドインフラ関連銘柄に比べて割安で、成長の持続可能性に対する投資家の懸念を反映している。
ウォール街のコンセンサス目標株価159.30ドルは、現在の水準から約27.5%の上昇余地を示唆しているものの、StockStoryによれば、アナリストは通常、アドバイザリー業務を獲得するために好意的な評価を維持する傾向がある。同社の次回四半期決算は8月上旬に発表される見通しで、請求額の動向や利益率の軌道についてさらなる手がかりが得られるだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。