- ビットコインのCoinbaseプレミアム指数が、価格が6万7,000ドル近辺であった時以来初めて連続でマイナスを記録し、米国の現物需要の減退を示唆しました。
- CryptoQuantのオンチェーンデータによると、7日間平均の週間実現損は8.29億ドルに達したのに対し、実現益はわずか5.66億ドルにとどまりました。
- Binanceのデリバティブデータでは、4月27日にネットテイカーボリュームが8.28億ドル減少し、テイカー売買比率は3月末以来の低水準となる0.89まで低下しました。
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米国現物需要の重要な指標であるCoinbaseプレミアム指数が3週間ぶりにマイナスに転じたことを受け、ビットコイン(BTC)の価格は下落しました。この動きは米国の投資家の確信が揺らいでいることを示唆しており、過去7日間の純実現損が8.29億ドルを超えたというオンチェーンデータもこの傾向を裏付けています。
CryptoQuantのデータは現物需要の中断を浮き彫りにしており、仮想通貨トレーダーのArdi氏は、ビットコインが6万7,000ドル付近で取引されていた時以来、初めてプレミアムが連続して赤(マイナス)を記録したと指摘しました。「連邦公開市場委員会(FOMC)の会合期間中の価格変動は激しいままとなる可能性がある」とArdi氏は述べ、7万4,500ドル~7万5,500ドルのレンジを主要な注目エリアとして挙げました。
需要の減退は複数のオンチェーン指標で確認できます。CryptoQuantの分析家Darkfost氏によると、7日間平均の週間実現損は8.29億ドルに達し、同期間の実現益5.66億ドルとは対照的な結果となりました。さらに、含み益のあるビットコイン供給量の割合は64%となっており、これは歴史的に大きな価格上昇を維持できていない水準です。デリバティブ取引所における売り側の活動も活発化しており、分析家のAmr Taha氏は、Binanceの累積ネットテイカーボリュームが4月27日に8.28億ドル減少し、3月末以来の低水準となったことを観測しました。
現在0.89となっているテイカー売買比率などの指標は、ビットコインが15%回復する前に6万6,000ドルをテストした3月末の転換点で見られた水準を反映しています。Taha氏はこの現在の状況を、市場トレンドの大きな崩壊というよりは、短期的な「降伏(キャピチュレーション)」に近いと表現しました。データは、当面の買い圧力が弱まった一方で、市場が売り手の枯渇点に近づいている可能性を示唆しています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。