主なポイント: ビットコインが長期的なサポート付近で圧力を受ける中、ゴールドがBTCに対して強さを増している。BTC/ゴールド比率は、ゴールドのアウトパフォーム継続を示唆している。
主なポイント: ビットコインが長期的なサポート付近で圧力を受ける中、ゴールドがBTCに対して強さを増している。BTC/ゴールド比率は、ゴールドのアウトパフォーム継続を示唆している。

ビットコインは6月17日に約6万5,829ドルで取引され、サポートを試す展開となった。一方、ゴールドは4,350ドルを超えて反発し、FRBの利下げ判断を控えBTC/ゴールド比率の乖離が拡大している。
「長期保有者は現在、ビットコインの流通供給量の79%を支配している。これは継続的な蓄積を反映した過去最高水準だ」とK33の調査責任者Vetle Lunde氏は述べた。この数値は、市場が底値に近づくにつれて供給が長期保有者に傾くというパターンの一部である。
6月の安値からの回復は有意義なものとなっている。BTCは機関投資家の売り越しがピークに達した際に5万9,130ドルまで下落したが、その後約12%回復した。この反発を支えた3つのシグナルとして、ETFへの資金流入が13日連続の純償還(総額44億ドル)を経て6月16日に8,580万ドルの純流入で復活したこと、Strategyが買いを再開し2回の購入で3,137BTC(2億200万ドル)を追加したこと、そしてクジラがFRBの判断を前に取引所から1万1,000BTC以上を引き出したことが挙げられる。
注目すべき変数は、米東部時間午後2時30分に予定されるFRB議長Kevin Warsh氏の初の記者会見である。CME FedWatchのデータでは、金利が3.50-3.75%で据え置かれる確率は97.4%だが、ドットプロットとWarsh氏のインフレに関するトーンが次の方向性を決定づける。ハト派寄りの姿勢となればBTCは6万7,000ドルから6万8,500ドルへと押し上げられる可能性がある一方、タカ派姿勢となれば6万4,350ドルのサポート再テスト、さらには6万630ドルのリスクがある。
ゴールドの divergence は異なるマクロ計算を反映
ゴールドは6月11日に6カ月ぶりの安値である4,023ドルまで下落した後、ワシントンとテヘランが敵対行為停止に向けた暫定合意を示唆したことを受け4,350ドル以上に反発した。この変動は、石油とインフレを通じて伝達される米金利の経路を反映している。5月のCPI統計では、総合インフレ率が前年同月比4.2%と2023年4月以来の最高水準であることが確認され、その主因はホルムズ海峡関連のエネルギーコストであった。中国は金準備の積み増しを19カ月連続に延ばしており、ワールド・ゴールド・カウンシルによれば、世界の準備運用機関の45%が今後1年以内に金保有を増やす意向である。
オンチェーンデータは投降ではなく蓄積を示唆
2026年に再活性化された2年以上経過したビットコインは、6月6日時点でわずか21万8,421BTCにとどまり、ほぼ過去最低水準となった。同じ時点でより低い再活性化率だった年は2012年のみである。Wintermuteのアナリストは6月10日のメモで、長期投資家が低価格帯での蓄積を開始したことを確認した。RSIが40を下回っていることは、本日の判断を前に市場に上昇余地が残っていることを示している。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。