主なポイント:
- CarMaxは第1四半期のEPSと売上高が予想を上回ったが、株価は7%下落。
- 小売りの1台あたり総利益は前年同期比230ドル減の2,177ドル。
- Carvanaも中古車クレジット懸念から連鎖安で8%下落。
主なポイント:

CarMaxが発表した第1四半期のEPSは1.31ドル、売上高は80.1億ドルと、いずれもコンセンサス予想を上回ったにもかかわらず、株価は7%下落した。
「私がCarMaxに加わったのは、強固な基盤、受賞歴のあるピープルファーストの文化、そして成長を引き出す大きな可能性を感じたからです」と、CEOに就任して3カ月のキース・バーCEOは初めての決算報告で述べた。
好決算を覆したのは、小売り中古車の1台あたり総利益(GPU)が前年同期比で230ドル減少し2,177ドルとなったことだ。これは販売台数拡大を狙った価格戦略を反映している。純利益は12%減の1億8,560万ドル。CarMax Auto Financeの収入は、CAFの浸透率が43%に上昇したにもかかわらず、1億4,020万ドルに減少。これはTier 2(サブプライム)のエクスポージャー増加を一部反映している。貸倒引当金は、保有する自動車ローンの3%に拡大した。
この売り浴びせにより、前日終値52.11ドルまでの年初来35%の上昇分は消滅した。長期債務48.3億ドルを抱えるCarvanaも、マージンとクレジットデータを同業界で読む形で8%下落し、約64.65ドルとなった。
販管費(SG&A)の1台あたりコストは7%改善し1,619ドル。卸売り台数増加により卸売り収入は14%増加した。既存店の中古車販売台数は1%減少し、表面的な好決算にもかかわらず需要の弱さを示唆した。
バーCEOは4本柱の成長フレームワークを導入し、2027年度末までのSG&A削減目標(年間2億ドルの出口ベース)を再確認した。同社は秋口に正式な戦略説明会を計画している。
今回の下落によりCarMax株は48.30ドル近辺に接近し、好調だった上半期の上昇相場後のサポートを試す展開となっている。投資家は、9月29日に発表予定の第2四半期(2027年度)決算でマージン圧力が緩和しているかどうか、また新CEOのコスト削減計画が順調かどうかに注目する。Carvanaにとって次の材料は、7月下旬に予定される2026年第2四半期決算であり、ここでの焦点はクレジット動向となる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。