- IPO価格を150ドル〜160ドルに引き上げ、48億ドルの時価総額を目指す
- 株式公開規模を当初の2,800万株から3,000万株に拡大
- 需要が供給の20倍に達し、投資家の旺盛な意欲が浮き彫りに
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Cerebras Systemsは、人工知能ハードウェアへの熱狂的な需要を背景に、新規株式公開(IPO)の想定価格帯を引き上げ、最大48億ドルの時価総額を目指している。この動きにより、同社は今年最大規模のIPOを実現する態勢を整え、AIチップ市場におけるエヌビディア(Nvidia)の支配力に挑むことになる。
月曜日に米国証券取引委員会(SEC)に提出された書類の中で、同社は売り出し規模の拡大を明らかにした。経営陣のコメントは記載されていないが、書類そのものが投資家の絶大な関心を物語っており、同社プロセッサへの注文数は発行可能株式数の20倍を上回っている。
Cerebrasは現在、3,000万株を150ドルから160ドルの価格で売り出す計画だ。これは、当初の2,800万株を115ドルから125ドルの範囲で提供し、最大35億ドルを調達するという計画から大幅な引き上げとなる。最終的な価格決定は5月13日の予定だ。
この取引規模の拡大は、AIブームに牽引された半導体セクターの持続的な強気相場を浮き彫りにしている。投資家の旺盛な意欲は、高性能チップ市場が依然として極めて過熱していることを示唆しており、ナスダック市場にティッカーシンボル「CBRS」での上場を控えるCerebrasにとって強力な追い風となっている。
半導体セクターは破竹の勢いにあり、iShares Semiconductor ETF(SOXX)は3月30日以来68%上昇し、業界全体の力強さを反映している。すでにアマゾンやOpenAIなどの大手企業を顧客に持つCerebrasは、AIアクセラレータの現在のリーダーであるエヌビディアの直接的な競合として公開市場に参入する。IPOへの強い需要は、同社が急速に拡大する市場で大きなシェアを獲得できるという投資家の期待を反映している。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を意図するものではありません。