主なポイント:
- シェブロンの第1四半期EPSは1.41ドル、コンセンサスを46%上回ったが、収益475.6億ドルは未達。
- 米国生産量は前年比24%急増。Hess買収とパーミアン盆地の成長が寄与。
- 同社は株主に60億ドルを還元。うち35億ドルは配当。
主なポイント:

シェブロンが発表した第1四半期のEPSは1.41ドルとなり、市場予想を46%上回った。米国生産量はHess買収の効果により24%増加した。
「ポートフォリオは堅調な第1四半期のパフォーマンスを達成し、当社の事業運営の強靭性を示している」とマイク・ワース最高経営責任者(CEO)は述べた。
収益は475.6億ドルとなり、コンセンサスを9.76%下回った。純利益は前年比37%減少。ヘッジ活動のタイミングによる29億ドルの影響と、3.6億ドルの法的引当金が重石となった。世界全体の生産量は15%増加し、日量386万バレルの石油換算に達した。パーミアン盆地は日量100万バレル超を記録した。
同社株は年初来26%上昇し、約188ドルで推移。中東の供給混乱を背景とした原油価格の急騰が追い風となっている。シェブロンは第1四半期に株主へ60億ドルを還元——配当35億ドル、自社株買い25億ドル——し、数十年来毎年増配を続けてきた結果、配当利回りは3.7%となっている。
Hess買収により、計画を前倒しで初期10億ドルのコスト削減を達成。構造的な削減は年末までに30億~40億ドルを目標として順調に進捗している。シェブロンは、WTI原油70ドルを前提とした年間フリーキャッシュフロー10%成長およびEPS成長という2030年目標を再確認した。
第1四半期の収益未達と一時的なヘッジ損益の影響により、短期的な期待はやや冷める可能性があるが、生産量の伸びと資本還元は本質的な強みを示している。投資家は第2四半期の決算説明会で、経営陣が予想するようにヘッジの逆風が反転するかどうかに注目するだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。