主なポイント:
- 中国聯通(チャイナユニコム)の蘇州分社は、呉江区における新しいインテリジェント・コンピューティング・センターの承認を取得しました。計画総投資額は512.7億元に達します。
- このプロジェクトは約3万基の標準サーバーラックの建設を目指しており、中国のAIおよびデータ処理インフラを大幅に拡大します。
- この動きにより、中国聯通は、急成長するクラウドおよびAIサービス市場において、中国電信や中国移動といった競合他社とより積極的に競争できる体制を整えます。
主なポイント:

中国聯合網絡通信(チャイナ・ユニテッド・ネットワーク・コミュニケーションズ)蘇州分社の公式書類によると、「本プロジェクトではサーバー、ラック、ネットワーク、およびセキュリティ機器を購入する」とのことです。建設を開始するには、環境および省エネに関する審査を完了させる必要があります。
この投資により、呉江経済技術開発区内の93.3ムーの敷地に、2つの新しいコンピューティング・パワー・センターと支援ビルが建設されます。総建築面積は約14万1,500平方メートルです。完成後のセンターの年間総合エネルギー消費量は、標準石炭換算で約13万4,600トンに上る見込みです。
この巨額の資本支出は、AIインフラを積極的に拡張している国有のライバル企業である中国電信 (00728.HK) や中国移動 (00941.HK) に後れを取らないために、中国聯通にとって極めて重要です。国内の計算能力の構築は中国の国家的な優先事項となっており、利益率の高い政府や企業向けのクラウド契約をめぐって、主要3通信事業者の間で激しい競争が繰り広げられています。
呉江センターには太陽光発電設備も設置される予定で、これは大規模データセンターに伴う高いエネルギーコストを抑制しようとする業界全体のトレンドを反映しています。
投資家にとって、このプロジェクトは成長性は高いものの資本集約的なAIセクターに対する、長期的な強いコミットメントを示すものです。510億元の投資は短期的にはフリーキャッシュフローを圧迫する可能性がありますが、将来のクラウドおよびAIサービスからの収益確保において中国聯通を有利な立場に置くことになります。また、プロジェクトの規模から、サーバーメーカーやネットワーク機器プロバイダーを含む国内のサプライチェーン・パートナーにも利益が及ぶと期待されています。 本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。