主な要点:
- 中金公司(CICC)は、中国免税品(China Duty Free)のH株目標株価を95香港ドルに、A株を95人民元に引き下げました。
- 同投資銀行は、目標株価引き下げの理由として旅行小売業界全体のバリュエーション低下を挙げつつ、「アウトパフォーム」の評価を維持しました。
- 本レポートは、売上高が前年比4.92%減、純利益が15.96%減となった同社の2025年通期決算を受けて発表されました。
主な要点:

中金公司(CICC)は、旅行小売大手である中国免税品(チャイナ・デューティー・フリー・グループ)の香港上場株の目標株価を95香港ドルに、上海上場株の目標株価を95人民元に引き下げました。一方で、同社に対する投資判断は「アウトパフォーム(強気)」を維持しています。
4月1日に公開された調査レポートによると、目標株価の引き下げは、旅行小売業界全体のバリュエーションが広範囲にわたって下方シフトしたことに起因しています。
今回の調整は、中国免税品(01880.HK)が発表した2025年通期決算を受けたものです。決算では、売上高が前年比4.92%減の536.9億人民元、純利益が同15.96%減の35.9億人民元となりました。CICCは、第4四半期の業績は市場予想通りであったと指摘しています。また、同社は2026年と2027年の純利益予想を、それぞれ54.8億人民元、63.1億人民元に据え置いています。
| アナリストの行動 | 詳細 |
|---|---|
| 機関 | 中金公司 (CICC) |
| 格付け | 「アウトパフォーム」を継続 |
| H株目標株価 | 95香港ドルに引き下げ |
| A株目標株価 | 95人民元に引き下げ |
買い推奨に相当する格付けを維持しながらも目標株価を引き下げたことは、旅行需要が回復しても、このセクターがバリュエーションの逆風に直面しているとアナリストが分析していることを示唆しています。CICC自体は2026年に対して楽観的な見通しを持っており、出国者数のリバウンド、海南島居住者向けの有利な免税政策、および新しいデジタル製品の提供が売上成長を牽引すると予想しています。
レポートでは、投資家は前年の低い基準からの売上回復を注視すべきであると提案しています。目標株価の引き下げは、基礎的なビジネスの改善が見込まれるものの、市場によって株価のバリュエーション・マルチプルが再調整されていることを示しています。投資家は、実質的な回復の兆候を確認するため、同社の2026年第1四半期決算を注意深く監視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。