主なポイント
- 中金公司(CICC)は、智譜(Zhipu)の目標株価を13%引き上げて900香港ドルとし、「アウトパフォーム」の格付けを維持しました。
- この修正は、智譜がAPIの年間経常収益(ARR)が前年比60倍に急増したと開示したことを受けたものです。
- 同行は、このAI企業の2026年および2027年の収益予測をそれぞれ72%および93%引き上げました。

中金公司はレポートの中で、「2026年のAPI ARRの成長軌道は、同社および市場の予想を大幅に上回った」と述べています。同行は、当日の株価が29.6%急騰し、新目標をわずかに上回る約905.5香港ドルに達したにもかかわらず、目標株価を引き上げました。
| 指標 | 前回 | 今回 |
|---|---|---|
| 目標株価 | 非開示 | 900香港ドル |
| 格付け | アウトパフォーム | アウトパフォーム |
| 2026年収益予測 | 非開示 | 30億元 (+72%) |
| 2027年収益予測 | 非開示 | 71億元 (+93%) |
智譜のAPI ARRは17億元に達しました。これは、下流の顧客によるAIモデルの採用が加速していることを示唆する重要な指標です。この実績を受けて、中金公司は2027年の株価売上高倍率(PSR)を50倍に引き上げました。
このアナリストの動きは、予想通りとなった智譜の2025年通期決算を受けたものです。同社は、前年比132%増の7億2,400万元の収益と、31億8,000万元の調整後純損失を計上しました。
中金公司は収益予測を引き上げる一方で、2026年と2027年の純利益予測をそれぞれ5%と14%引き下げました。レポートでは、利益の減少は、売上総利益率がまだ成長段階にあるAPI収益の比率が高まったためであるとしています。
智譜のAPI収益における劇的なアウトパフォームは、同社のAIモデルが市場に強く受け入れられていることを示しており、商湯集団(センスタイム、00020.HK)などの競合他社に対して、AIアズ・ア・サービス部門におけるリーダーとしての地位を固める可能性があります。
この格上げは、市場が短期的な損失を度外視し、トップラインの成長と市場シェアの獲得に注力する意向であることを中金公司が確信していることを示唆しています。投資家は今後、急増する収益を持続可能な利益率に変換できるかどうかに注目することになります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。