主なポイント
- 第3四半期の売上高は158億ドルで、前年同期比12%増を記録。
- アナリスト予想の153億ドルを上回る結果に。
- 強力なAIインフラの見通しを受け、時間外取引で株価が上昇。
主なポイント

シスコシステムズが発表した会計年度第3四半期の売上高は158億ドルとなり、AI向けネットワーク機器の需要加速を背景に、アナリスト予想を5億ドル上回りました。
UBSのアナリスト、デビッド・フォクト氏は5月4日付の調査ノートで、「ハイパースケーラーがAIインフラを構築する中での設備投資増強は、シスコにとって好材料である」と述べています。
サンノゼに拠点を置く同社の株価は時間外取引で上昇し、過去1年間の60%の上げ幅にさらに上乗せされました。好調な決算内容は、ハードウェアセクター全体の売上高総利益率を圧迫してきたメモリコスト高騰に対する投資家の懸念を和らげる可能性があります。
予想を上回る決算と見通しの引き上げ(ビート・アンド・レイズ)となった今四半期は、エンタープライズ・ネットワーキング市場の力強い回復を示唆しています。高度なネットワーク機能への需要は、AIインフラ分野でアリスタネットワークスやジュニパーネットワークスなどの競合他社と争うシスコにとって追い風となっています。同社のネットワーキング部門の売上高は、今四半期に19%増の84.4億ドルに達すると予測されていました。
業界全体を襲うメモリコストの急騰という逆風にもかかわらず、好調なトップライン(売上高)を記録しました。前四半期、シスコの売上高総利益率は67.5%とウォール街の予想を下回り、アナリストは今四半期の利益率が66.2%までさらに低下すると予測していました。決算発表に合わせ、シスコはAIなどの重点分野に注力するため、4,000人未満の従業員削減を計画していることも明らかにしました。
今回の結果により、シスコはメタ・プラットフォームズなどのクラウドプロバイダーによる大規模なAIインフラ構築の主要な受益者としての地位を固めました。投資家は今後、総利益率や将来の受注に関する最新のガイダンスを確認するため、決算説明会の詳細に注目することになります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。