主なポイント:
- CLSAは2026年下半期の原油価格を1バレル80ドル超と予想、上半期の平均94ドルから低下
- ペトロチャイナとCNOOCは第2四半期に前年同期比50%の増益となる可能性、CLSA試算
- CLSAはペトロチャイナ(目標株価12HKD)、CNOOC(36HKD)、シノペック(4.9HKD)をアウトパフォーム評価
主なポイント:

CLSAは、原油価格が2026年下半期も1バレル80ドルを超えて推移し、中国のエネルギー大手に7%の配当利回りをもたらすとの見解を示した。
「生産施設への損傷とインフラのボトルネックを考慮すると、中東における紛争以前の水準に世界の石油供給が回復するには、今後6~12カ月を要する」とCLSAは調査リポートで述べている。
同ブローカーは、2026年下半期のブレント原油価格が1バル当たり平均80ドル超となると予想。上半期の平均94ドルから低下する見通しだ。米国とイランが約4カ月に及ぶ紛争終結で合意したことを受け、WTI原油は週初に1バレル80ドル近辺で取引されたとCNBCが報じている。CLSAは、ペトロチャイナとCNOOCが第2四半期に前年同期比で約50%の増益を記録すると予想している。
持続的な原油高の見通しは、世界的な原油価格が年初の高値から下落する中で、中国国有石油生産者に緩衝材を提供する。CLSAは中国の主要石油株3銘柄すべてにアウトパフォーム評価を付与し、選好順位はペトロチャイナ、CNOOC、シノペックの順としている。
CLSAはペトロチャイナに12HKDの目標株価を設定。原油と天然ガス価格の上昇によるバランスの取れた恩恵を理由に挙げている。CNOOCには36HKDの目標株価を設定し、米国の中国軍事企業リストからの除外が新たなリレーティングの引き金となる可能性があると指摘した。シノペックには4.9HKDの目標株価を設定したが、第2四半期の業績は課題に直面する可能性があるとCLSAは警告している。
これら3銘柄は約7%の配当利回りを提供しており、現在の市場変動の中では比較的ディフェンシブな選択肢となるとCLSAは述べている。同ブローカーの選好順位ではペトロチャイナが最優先で、次いでCNOOC、シノペックとなっている。
CLSAの見解は、原油価格が上半期のピークから落ち着いても、中国の石油メジャーが引き続き魅力的なインカムプレーであり続けることを示唆している。投資家は、予想される50%の増益が確認される8月の第2四半期決算報告を注視することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。