主なポイント:
- COMEX金は1オンス=4205.10ドルで引け、寄り付きから71ドル下落
- 86.90ドルの日中レンジは2.03%の振幅を示した
主なポイント:

COMEX金は6月10日、日中変動率が2.03%に達し4194~4281ドルのレンジで推移した後、1.7%安の1オンス=4205.10ドルで引けた。
「金の日中変動の激しさは、逃避需要とドル高の狭間で板挟みとなった市場を反映している。86.90ドルのレンジは、主要なマクロ経済指標の発表を控えたポジション調整を示唆している」と、Edgenの商品アナリスト、オマー・タリク氏は述べた。
セッションは4276.10ドルで始まり、4281.10ドルの高値を付けた後、売り圧力により4194.20ドルの安値まで下落した。出来高は36,043枚。引け値の4205.10ドルは寄り付きから71ドルの下落となり、金はセッション序盤の上昇分を吐き出し、日中レンジの下限近くで引けた。
注目される日中変動率
セッションの高値と安値の間の2.03%という振幅は、COMEX金にとって過去に例を見ない水準ではないものの、取引レンジの広さを示している。4281.10ドルのピークから4194.20ドルのトラフまで、同限月は一日で86.90ドル変動し、市場参加者の間で不確実性が高まったことを反映している。36,043枚の出来高は、この値動き中の流動性を背景に、セッション高値から反転した後に売りが加速したことを示している。寄り付きと引けの値幅の大きさも、このセッションが弱気寄りであったことを浮き彫りにしている。
値動きとセッションの力学
売りはセッション序盤の上昇分を完全に消し去り、引け値の4205.10ドルは寄り付きから正味71ドルの下落となった。この値動きからは、売り手が取引後半を通じて主導権を握り続け、セッション安値の4194.20ドルからの意味のある回復を阻んだことが示唆される。金が引けにかけて4200ドルを維持できたことは、次のセッションでトレーダーにとって短期的な参考水準となる可能性がある一方、4281.10ドルの高値は買い手にとって超えるべき水準となる。
6月10日のセッションデータは、相反する力に翻弄される市場の現状を鮮明に映し出している。広範な日中レンジと増加した出来高は活発なポジション変更を示しており、安値近辺での引けはセッション終盤にかけて弱気の勢いが強まったことを示唆している。相場の方向性確認を待つトレーダーは、4194ドルの安値と4281ドルの高値を直近の取引レンジの境界線として注視することになる。引け値の4205.10ドルは高値よりも安値に近い水準であり、このパターンは通常、短期的には売り手に有利に働く。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。