主な要点
- クーパンの第1四半期の売上高は85億ドルで、市場予想を0.72%下回り、株価は約14%下落しました。
- 2025年のデータ流出に関連するコストにより、前年同期の黒字から1株当たり0.15ドルの純損失に転落しました。
- 経営陣は、流出後に減少した会員の80%が復帰したこと、および「成長事業(Developing Offerings)」セグメントの売上高が25%増加したことを明らかにしました。
主な要点

韓国の電子商取引大手クーパン(Coupang Inc.、NYSE: CPNG)の株価は、第1四半期の売上高が85億ドルとアナリスト予想を下回り、純損失に転落したことを受けて、一時14%下落しました。
経営陣は、データ流出の影響があったものの、2025年の流出で失われた「WOWメンバーシップ」の80%が4月までに復帰しており、事件からの回復が順調に進んでいることを示唆しました。
純損失への急激な転落は、2025年のデータ流出に対する救済策としての12億ドルの顧客向けクーポンプログラムに起因しています。同社株の水曜日の終値は17.91ドルで、出来高は直近3ヶ月平均を238%上回りました。
売上高は前年同期の79.1億ドルから7.5%増加したものの、市場予想を下回ったことと純損失の計上が投資家の不安を誘いました。1株当たり損失(EPS)の0.15ドルは、予想されていた0.59ドルの損失よりは軽微だったものの、前年同期の0.06ドルの利益からは大幅な悪化となりました。
決算の中で明るい材料となったのは、台湾への進出、フードデリバリーサービスの「Eats」、および日本事業を含む「成長事業(Developing Offerings)」セグメントでした。同セグメントの売上高は25%増加し、新規市場での継続的な勢いを示しました。
水曜日のクーパンの売り浴びせは、他の中東・アジア系EC企業の動きとは対照的でした。アリババ・グループ(BABA)は6.94%高、京東(JD.com)は3.40%高で取引を終え、投資家は競争環境を精査しています。
今回の結果により、株価売上高倍率(PSR)は0.96倍となっており、回復が続けばバリュー投資家を引き付ける可能性があります。投資家は、データ流出コストが収束するかを確認するため、売上高90.5億ドル、EPS 0.03ドルが見込まれる第2四半期決算に注目しています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。