主なポイント:
- ドイツDAX30種指数は0.64%安の2万4977.34で終了、2万5000の節目を下回る
- イタリアFTSE MIBは1.18%安、銀行株指数が1.03%下落
- 英FTSE100はFRBとBOEの政策決定を前に0.23%上昇と逆行高
主なポイント:

欧州株式市場は27日、まちまちの展開で取引を終えた。ドイツのDAX30種指数は0.64%安の2万4977.34と下落。今週の連邦準備制度理事会(FRB)とイングランド銀行(BOE)の政策決定を控え、投資家は様子見姿勢を強めた。
この下落により、DAXは心理的重要ラインである2万5000の水準を下回った。2万5000は直近の取引で重要なサポートとして機能してきた節目である。フランスのCAC40指数は0.30%の小幅安。イタリアのFTSE MIBは銀行株指数が1.03%下落したことを受け、1.18%安と軟調なパフォーマンスとなった。地域的な弱気ムードに逆行し、英国のFTSE100指数は0.23%上昇。ディフェンシブセクターの構成比率が高いことが支援材料となった。
イタリア株の下落幅の大きさは、ユーロ圏周辺国のソブリン債動向への懸念を強めている。銀行セクターが売りの大半を浴びた格好だ。英国と欧州大陸の株式市場のパフォーマンスの乖離は、金利敏感セクターへのエクスポージャーの違いを浮き彫りにしている。市場は、BOEが29日の金融政策決定会合で利下げに動くかどうか、またFRBが28日に2日間の会合を終了し、金利を据え置くかどうかに注目している。
市場では、FRBが金利を5.25%から5.50%に据え置く確率が高いとみられている。一方、BOEは英インフレ率が目標の2%を依然として上回っていることから、不透明な状況に直面している。両中銀の会合結果は、今年下半期の欧州株の方向性を決するものとなる。DAXが2万5000の水準を回復できるかどうかは、短期的な方向感を見極める上での重要なテクニカルシグナルとなる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。