主なポイント:
- フェデックスがS&P500種株価指数に採用され、インデックスファンドによる強制買いが発生へ
- 時価総額680億ドルの物流大手の追加は、市場における重要性の高まりを反映
- 指数採用は通常、対象企業の株価上昇と流動性向上につながる
主なポイント:

フェデックス・コーポレーション(FedEx Corp.)がS&P500種株価指数に採用されることになった。時価総額680億ドルの物流大手が、数兆ドルを運用するインデックス連動型ファンドによる強制買いの対象となる節目となる。
「指数採用により、S&P500に連動するファンドは新たな構成に合わせてリバランスを行う必要があり、大規模なパッシブ資金の流入が発生します。強制買いにより、通常は株価と流動性の両方に短期的な上昇が見込めます」と、Edgenの株式市場構造アナリスト、プリヤ・メータ氏は述べた。
今回の採用は、S&P500が史上最高値圏で推移する中での決定となった。ゴールドマン・サックスは今週、同指数の2026年末予想を従来の7,600から8,000に引き上げ、企業収益の持続的な強さを理由に挙げている。S&P500は年初来で約14%上昇しており、人工知能(AI)への楽観論と底堅い経済指標が背景にある。
フェデックスの株価は水曜日の時間外取引で1%超上昇。JPモルガンが同社株の格付けを「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に引き上げ、目標株価を460ドルに設定したことを受けて、既存の上昇分に上乗せされる形となった。テネシー州メンフィスに本社を置く同社の時価総額は約680億ドルで、直近の会計年度の売上高は878億ドルに上る。
指数採用は通常、S&P500に連動するパッシブファンドからの買いの波を引き起こす。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスによると、S&P500をベンチマークとする資産は約7.2兆ドルに上る。フェデックス追加の正確な発効日は、指数委員会によってまだ開示されていない。
S&P500種株価指数委員会は、時価総額、流動性、本国、浮動株、セクター分類、財務的存続可能性などの基準に基づいて企業の追加を評価する。フェデックスの採用は、これまで同指数に採用されていなかった米国企業の中で、時価総額で最大級の一角であることを反映している。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。