主なポイント:
- ジョリビーが国際事業スピンオフの上場先を米国から香港へ移行を検討
- フィリピンのファストフードチェーンはアドバイザーと協議、来年末までの完了を目標
- マニラ上場株は今年約25%下落し、時価総額は25億ドルに縮小
主なポイント:

フィリピンのファストフードチェーン、ジョリビー(Jollibee)が国際事業スピンオフの上場先を米国から香港へ移行することを検討している。関係筋が明らかにした。
「同社はアドバイザーと連携し、早ければ来年末までの上場完了を目指している」と、非公開の協議内容について匿名を条件に語った関係者の一人は述べた。協議はまだ予備段階にあり、計画が変更される可能性もあるという。
ジョリビーのマニラ上場株は今年約25%下落し、時価総額は約25億ドルに縮小した。同グループは香港に24店舗を展開し、地元のフィリピン人コミュニティで強い支持を得ているほか、点心チェーンの添好運(Tim Ho Wan)も傘下に持つ。
香港での上場により、ジョリビーはアジアにおけるより深い資本プールへのアクセスを得ることになる。同社は海外事業を拡大し、マクドナルドやヤム・ブランズと直接競合している。ジョリビーは国際的な事業展開を急速に進めており、スピンオフは、地元フィリピン市場での支配的な地位とは別に、グローバル事業から価値を引き出すことを目的としている。
米国から香港への移行は、アジア企業が地政学的な緊張や市場間のバリュエーションギャップを背景に上場先を見直す、より広範なトレンドを反映している。香港では今年、IPO活動が活発化しており、複数の東南アジア企業が地域投資家への近さと中国資本の厚みを理由に同市を選択している。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。