重要なポイント
- JPモルガンは、リビアンの投資判断を「アンダーウェイト」、目標株価を9ドルとしてカバレッジを開始しました。
- この目標株価は、最近の時間外取引価格15.02ドルから40.1%の下落の可能性があることを示唆しています。
- この評価は、リビアンが5月9日に2026年度第1四半期の売上高および利益予想を上回ったわずか数日後に出されました。
重要なポイント

JPモルガンは、リビアン・オートモーティブ(NASDAQ: RIVN)のカバレッジを「アンダーウェイト」の投資判断と9ドルの目標株価で開始しました。これは、最近の決算が予想を上回ったにもかかわらず、この電気自動車(EV)メーカーに大幅な下落リスクがあることを示唆しています。
5月11日付の同行のノートは、「JPモルガンのような主要金融機関によるネガティブな評価は、リビアン株への売り圧力を強める可能性がある」と述べ、収益性と生産上の課題に対する懸念を強調しました。
9ドルの目標株価は、5月9日のリビアンの時間外取引終値15.02ドルから40.1%の下落を意味します。今回のカバレッジ開始は、リビアンが第1四半期決算で1株当たり0.33ドルの予想を下回る赤字、売上高13.8億ドルを計上し、アナリスト予想を上回った直後に行われました。しかし、決算発表後の時間外取引で株価は6.5%下落しており、同社の財務基盤に対する投資家の不安が浮き彫りとなりました。
JPモルガンの弱気な見解は、低価格のR2車両プラットフォームの増産を進めている最中であっても、投資家にとって根強い懸念事項であるリビアンの収益化への道のりに疑問を呈しています。リビアンは2026年の納車台数目標を6万2,000台から6万7,000台に据え置いていますが、焦点はサプライチェーンの障害と高コストを克服し、年末までに売上高総利益率をプラスに転換できるかどうかに移っています。
第1四半期の決算説明会で、リビアンの幹部は新しいR2プラットフォームへの需要に自信を表明し、自動運転と製造効率への戦略的投資を強調しました。R.J.スカーリンジCEOは、R2を「ゲームチェンジャー」と呼び、「当社の長期的な成長と収益性の主要な原動力になるだろう」と述べました。
楽観的な見方がある一方で、最新の報告書によると、同社の過去12ヶ月間の売上高総利益率はわずか1%でした。EVセクターは逆風に直面しており、テスラ(NASDAQ: TSLA)やルシード・グループ(NASDAQ: LCID)などの競合他社も販売減少と損失拡大に苦しんでいます。R2の生産を収益性の高い形で拡大できるかどうかが、リビアンの長期的な生存可能性を問う重要な試金石と見なされています。
JPモルガンの格付けは、リビアンの最近の決算とR2の発売が成功への明確な道筋をつけたという見方に対する重大な対抗軸となります。投資家は、製造効率の向上とコスト管理の兆候を確認するため、2026年後半のR2モデルの初期生産拡大と納車台数を注視することになるでしょう。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。