- 第4四半期の調整後1株当たり利益(EPS)は0.18ドルで、市場予想の0.43〜0.46ドルを下回り、前年同期の0.52ドルから減少しました。
- 当四半期の売上高は37.7億ドルでしたが、アナリストのコンセンサス予想を上回ったか下回ったかについては報告が分かれています。
- 経営陣の交代と会計調査の一年を経て、2027年度の売上高は横ばいから2%の減少になると予想しています。
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キンドリル・ホールディングス(NYSE: KD)が発表した第4四半期の調整後1株当たり利益(EPS)は0.18ドルで、アナリストの予想を大幅に下回り、前年同期から急落しました。
今回の業績発表は、会計慣行の再検討が行われる中で、キンドリルの最高財務責任者(CFO)と法律顧問が突然退任してからわずか数ヶ月後に行われました。来たる2027年度について、同社は売上高が横ばい、あるいは最大2%減少するとの見通しを示しました。
2021年にIBMから分社化したITサービス企業である同社が発表した、3月期末の第4四半期決算は以下の通りです。
売上高37.7億ドルは前年同期比0.8%減となりました。売上高に対するアナリストのコンセンサスは多岐にわたり、約37.5億ドルとする予想(キンドリルはこれを上回った)もあれば、38.7億ドルという高水準の予想(これには届かなかった)もありました。調整後1株当たり利益の0.18ドルは、0.43ドルから0.46ドルの予想範囲を大きく下回り、前年同期の0.52ドルから65%の減少となりました。
レポートの明るい材料は、マイクロソフト、グーグル・クラウド、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)などのクラウドコンピューティング大手からの売上高が59%増加し、通期で計19億ドルに達したことです。
しかし、その成長は力強い予測にはつながりませんでした。キンドリルは、2026年度に計上した150.9億ドルの売上高に対し、2027年度の調整後税引前利益目標を6億ドルから7億ドルの範囲に設定しました。売上高は横ばいから2%の減少を見込んでいます。この業績見通しは、証券取引委員会(SEC)からの照会を受けて2月にCFOと法律顧問が辞任した、同社にとって激動の時期を経て発表されたものです。
見通しの下振れは、ハイパースケーラー事業が好調であるにもかかわらず、経営陣が進行中の事業再生課題が継続すると予想していることを示唆しています。投資家は、今後数四半期における会計調査の詳細や経営の安定性に注目することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。