主なポイント:
- LINEヤフー(LY)とベインキャピタルは、カカクコムへの買収提案を40億ドルに引き上げた。
- 新たな提示額は、投資ファンドのEQTが以前に提示した37.6億ドルを上回る。
- 争奪戦により、カカクコムの株価は2021年以来の高値を付けた。
主なポイント:

東京 — 日本の電子商取引(EC)サイト運営大手、カカカコムの争奪戦が激化している。ソフトバンク傘下のLINEヤフー(LY)と米投資会社のベインキャピタルは共同買収提案を40億ドルに引き上げ、スウェーデンの投資ファンド、EQTによる対抗提案を上回る姿勢を見せた。
木曜日に発表された新たな提案は、EQTが4月に提示した約37.6億ドルの案を上回る。EQTによる当初の株式公開買い付け(TOB)には、すでにカカクコムの取締役会や、合わせて約38.1%の株式を保有する主要株主のデジタルガレージとKDDIが賛同していた。
LYとベインの連合による今回の増額提案は、人気価格比較サイトや飲食店レビューサイト「食べログ」を運営する同社に対し大幅なプレミアムを乗せた格好だが、具体的な上乗せ率は明らかにされていない。EQTが提示した1株3,000円という価格を受け、カカクコムの株価は17%急騰して3,425円となり、2021年末以来の高値を記録。非公開化プレミアムに対する投資家の強い意欲が示された。
今回の争奪戦は、割安とみなされることが多い日本の公募企業に対し、国内外のプライベート・エクイティ(PE)ファンドが関心を高めていることを象徴している。カカクコムを巡る攻防の行方は、コーポレートガバナンス改革によって株主価値の向上を促されている日本において、非公開化案件の新たなベンチマークとなる可能性がある。EQTはこの分野で積極的に活動しており、フジテック、ケアネット、豆蔵などの非公開化を進めてきた。買収に成功した企業は、成長を続ける日本のデジタル経済において強力なプラットフォームを掌握することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を意図するものではありません。