- マカオの4月のカジノ総売上高(GGR)は前年同月比5.5%増の198.9億パタカとなり、市場予想の6.5%増を下回りました。
- この未達は、世界最大のギャンブル拠点における回復ペースの鈍化を示唆しており、カジノ運営会社の株価に下押し圧力をかけています。
- 2026年1〜4月累計のマカオのカジノ売上高は、前年同期比12.1%増の857.7億パタカとなりました。
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4月のマカオのカジノ売上高の伸びが鈍化し、アナリスト予想を下回ったことで、同市のパンデミック後の回復の持続性に対する懸念が高まっています。博彩監察協調局のデータによると、当月のカジノ総売上高(GGR)は前年同月比5.5%増の198.9億マカオ・パタカ(約24.7億ドル)でした。
アナリストの予想中央値である6.5%増に届かなかったことは、ラスベガス・サンズ、ウィン・リゾーツ、MGMリゾーツ・インターナショナルなど、同地域で大きな事業を展開する主要カジノ運営会社の株価に下押し圧力をかける可能性があります。この結果は、世界最大のギャンブル拠点における回復ペースに対する不安を反映しています。
月間ベースでは予想を下回ったものの、年初4ヶ月間のマカオのカジノ売上高は依然として好調で、2025年同期比12.1%増の計857.7億パタカに達しています。4月の数字は、運営各社による一連の堅調な第1四半期決算発表の直後に出されたものです。メルコリゾーツ&エンターテインメント(Nasdaq: MLCO)のマカオ物件EBITDAは12%増の3.34億ドルとなり、子会社のスタジオ・シティ(NYSE: MSC)は前年同期の1,600万ドルの赤字から290万ドルの純利益へと黒字転換しました。
4月の伸び悩みにより、今後の旅行および消費データへの注目度が高まっています。投資家は現在、中国本土からの観光の伝統的なピーク時期である5月の重要なゴールデンウィーク休暇に注目しており、需要の再加速、あるいは消費者によるカジノ需要の減速がより長期化するかどうかの兆候を探っています。
今年の好調なスタートの後、4月のデータはより慎重な見方を示しています。第1四半期、運営会社はマス市場の持続的な回復の恩恵を受けました。メルコリゾーツは、2026年第1四半期の総営業収益が10.9%増の13.7億ドルに達したと報告しました。同様に、スタジオ・シティの総営業収益は、マス市場向けカジノ運営の好調に支えられ、2025年第1四半期の1.617億ドルから1.767億ドルに増加しました。
MGMマカオとMGMコタイを運営するMGMリゾーツ・インターナショナル(NYSE: MGM)も、全社ベースで過去最高の第1四半期売上高44.5億ドルを報告し、世界のゲーミングリーダー企業の健全性を強調しました。しかし、これらの企業にとって重要な市場であるマカオでの4月の予想未達は、セクターの見通しを検討する投資家にとって重要な要因となるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。