主なポイント
- マコーミックの調整後EPSは0.80ドルと、コンセンサス予想の0.69ドルを上回った
- 純売上高は17%増の19億4000万ドル、マコーミック・デ・メキシコの買収が寄与
- ユニリーバ・フーズとの統合が進む中、2026年度通期見通しを据え置き
主なポイント

マコーミック・アンド・カンパニー(McCormick & Co.)が発表した2026年度第2四半期(Q2)の調整後EPSは0.80ドルと、コンセンサス予想の0.69ドルを上回り、売上高は17%増加した。
ブレンダン・M・フォーリー会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)は、「第2四半期の業績は、変動の激しい事業環境において当社ビジネスが引き続き強さと回復力を示していることを証明している」と述べた。
純売上高は19億4000万ドルと前年同期比17%増加した。このうち12%はマコーミック・デ・メキシコの買収による寄与、3%は為替のプラス効果。有機的売上高は価格要因により1.7%増加した。調整後営業利益は30%増の3億3600万ドル、粗利益率は270ベーシスポイント拡大して40.2%となった。このうち約140ベーシスポイントの拡大はIEEPA関税の還付によるもの。
消費者向け(コンシューマー)部門の純売上高は11億4000万ドルと23%増加し、フレーバーソリューション部門は7億9400万ドルと9%増加した。有機的ベースでは、コンシューマー部門の売上高は0.8%増加。3%の価格上昇が2%の数量減で一部相殺された。フレーバーソリューション部門の有機的売上高は2.9%増加し、数量・価格の両面で好調だった。
GAAPベースのEPSは0.56ドルと、前年の0.65ドルから減少。これは、ユニリーバ・フーズとの統合やマコーミック・デ・メキシコ買収に関連する取引・統合費用として0.24ドルの特別損失控除によるもの。
2026年度通期については、マコーミックは純売上高成長率13%~17%、調整後営業利益成長率16%~20%、調整後EPS3.05~3.13ドル(2%~5%の増加)の見通しを据え置いた。通期の有機的売上高成長率は1%~3%を見込んでいる。
3月に発表されたユニリーバの食品事業との統合計画が完了すれば、年間売上高約200億ドル、営業利益率21%のフレーバー専門企業が誕生する。マコーミックは、本統合により完了後12カ月以内に調整後EPSが中~高一桁台の増加、3年目までに10%台半ば~後半の増加を見込んでいる。統合計画の策定は進行中で、欧州取引所への二次上場は7月末までに行われる見通し。
マコーミックはまた、1株当たり0.48ドルの四半期配当を発表した。これにより配当支払いは102年連続となる。同社株はアナリストから「Moderate Buy(やや買い)」の評価を受けており、13人中7人が「Strong Buy(強気買い)」、6人が「Hold(保有)」と評価。平均目標株価75.92ドルは、現在の水準から約34%の上昇余地を示唆している。
通期見通しの据え置きは、経営陣が下半期も需要動向が続くと想定していることを示している。投資家は、9月末までに発表予定のユニリーバ・フーズ統合のスケジュールと事業モデルに関する詳細を注視することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。