主なポイント:
- 2032年満期の利率0.00%の転換社債6億ドルを発行。さらなる9,000万ドルの追加オプションも設定。
- 当初の転換価格は1株あたり138.94ドルで、直近の株価に対して30%のプレミアムとなる。
- 調達資金は、既存の2029年満期債の一部借り換えおよび一般企業目的に充当される。
主なポイント:

マイルム・ファーマシューティカルズ(NASDAQ: MIRM)は、2032年満期の転換社債6億ドルの発行価格を決定した。利率0.00%という条件で、直近の株価に対して大幅なプレミアムを乗せて資金を確保する。今回のディールは、同社の株価が52週高値圏で推移する中で行われた。
会社発表によると、当初の転換価格は1株あたり約138.94ドルに設定されており、これは5月12日のマイルム普通株の終値106.88ドルに対し30%のプレミアムとなる。本社債に定期的な利息は付かず、早期に転換、償還、または買戻しが行われない限り、2032年6月1日に満期を迎える。
マイルムは約5億8,380万ドルの手取金を見込んでおり、当初の購入者が9,000万ドルの追加購入オプションを完全に行使した場合は最大6億7,160万ドルに達する。同社は手取金のうち約4億7,500万ドルと自己株式320万株を充当し、2029年満期の利率4.00%の転換社債の一部と交換する計画で、残りは一般企業目的および潜在的な買収資金に割り当てる。
今回の発行は、過去1年間で136%の騰落率を記録したマイルム株の好調な時期を受けたものである。また、ベアードやレイモンド・ジェームスなどの投資銀行が最近、同社の目標株価を引き上げるなど、ウォール街のポジティブなセンチメントとも一致している。ベアードは、好調な業績と同社の肝疾患治療薬「リブマ利(Livmarli)」の成功を理由に、目標株価を129ドルに引き上げた。
この債務の借り換えと増資により、希少疾患向けの治療ポートフォリオを拡大し続けるマイルムのバランスシートは強化される。社債の転換機能により将来的な株式の希薄化を招く可能性があるが、0.00%という有利な利率は低コストでの資金調達を可能にする。投資家は今後、この新たな資本の活用状況や買収活動に注目することになる。取引の決済は2026年5月15日を予定している。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を意図するものではありません。