Key Takeaways
- 目標株価: モルガン・スタンレーは、CKハチソンの目標株価を61香港ドルから78香港ドルへと28%引き上げ、投資判断「オーバーウェイト」を継続しました。
- 主な要因: 今回の引き上げは、CKハチソンが英国の通信合弁事業の持ち分49%をボーダフォンに43億ポンド(約450億香港ドル)で売却したことを受けたものです。
- バランスシート: この取引により、同社の純負債は1,130億香港ドルから680億香港ドルへと約40%削減される見通しです。
Key Takeaways

モルガン・スタンレーは、CKハチソン・ホールディングスが英国の主要な通信資産を43億ポンドで売却したことを受け、同社の資産流動化戦略を評価し、目標株価を約28%引き上げ78香港ドルとしました。
投資判断「オーバーウェイト」を継続した同銀行は、レポートの中で、CKハチソンが保有する港湾、通信、小売分野の非上場資産は現在市場から価値ゼロと見なされており、いかなる資産売却も株価に対してプラスに働くと指摘しました。
今回の引き上げは、CKハチソンがボーダフォン・スリー(VodafoneThree)合弁事業の持ち分49%を売却することに合意したことを受けたものです。モルガン・スタンレーの新しい目標株価は、同社の2026年予想株価収益率(PER)の約10.3倍に相当します。売却自体は、合弁事業の2026年予想EV/EBITDAの7.7倍の価値で行われました。
この取引により、CKハチソンの純負債は約40%削減され680億香港ドルとなり、自社株買いや特別配当の実施に向けたバランスシートの強化につながります。同行は、この動きを受けて同社の純資産価値(NAV)に対するディスカウント率を40%から30%に縮小しました。
資産売却の成功は、CKハチソンの資産リサイクル戦略の有効性を裏付けるものであり、ホールディング・カンパニーとしてのディスカウントが縮小するにつれて、継続的なリレーティングにつながる可能性があります。モルガン・スタンレーは、今後も同様の資産売却取引が行われると期待していると述べました。
この取引により、CKハチソンは事業拡大、インフラのアップグレード、またはその他の潜在的な買収を資金提供するための多額の現金を獲得します。投資家は今後、2026年後半に予定されている取引の完了や、資本還元に関する発表に注目することになります。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。