主なポイント:
- モルガン・スタンレーはフェデックスの目標株価を230ドルから160ドルへ30%引き下げた。
- 物流大手は6月23日に第4四半期決算を発表。貨物部門分離後初の決算となる。
- FDX株は年初来45%上昇し、最高値を更新。株価は利益の18倍で取引されている。
主なポイント:

モルガン・スタンレーはフェデックス・コーポレーションの目標株価を従来の230ドルから160ドルへ30%引き下げた。6月23日の決算発表を前に、物流大手に対する慎重姿勢を示す格好だ。
新たな目標株価は、テネシー州メンフィスに本拠を置く同社の現在の株価水準から大幅な下落余地を示唆している。同社株は貨物事業のスピンオフ完了を受けて年初来45%上昇し、過去最高値を更新している。株価は利益の約18倍で取引されており、モルガン・スタンレーのアナリストは、原油高と厳しいマクロ経済環境の中で、このバリュエーションにほとんど誤差の余地はないと分析している。
フェデックスは6月23日に第4四半期(3月期)決算を発表する予定。貨物部門を分離してから初めての決算発表となる。2月28日までの直近四半期では、売上高240億ドル(前年同期比8%増)、純利益約11億ドル(同16%増)を計上した。アナリストは、スピンオフ後のスリムな体制が利益率と収益性の改善につながっているかどうかに注目している。
ウォール街の大手銀行による目標株価の引き下げは、燃料費の高騰、継続する貿易摩擦、世界経済成長を巡る不確実性など、フェデックスが直面する逆風に拍車をかけるものだ。株主にとって、今回の修正は、貨物部門のスピンオフ後も、中核となるエクスプレスおよびグラウンド事業が株価の現在のバリュエーションに完全には反映されていない可能性のあるマージン圧力に直面していることを示唆している。投資家は、6月23日の決算説明会で経営陣の今後に関するガイダンスに注目し、同社が上昇モメンタムを維持できるかどうかの手掛かりを探すことになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。