米国上場の中国株は数カ月ぶりの大幅安となり、ナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国株指数は木曜日に3.5%下落した。
米国上場の中国株は数カ月ぶりの大幅安となり、ナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国株指数は木曜日に3.5%下落した。

米国上場の中国株は数カ月ぶりの大幅安となり、ナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国株指数は木曜日に3.5%下落した。
ナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国株指数は木曜日の時間外取引で3.5%下落し、週間下落率は3.3%に達した。中国系米国預託証券(ADR)全般に幅広い売りが広がった。この下落は、ダウ工業株30種平均が1.7%上昇して過去最高値で引け、S&P500種指数が0.4%上昇し、ナスダック総合株価指数がわずかに下落するなど、米国市場全体の動きとは対照的だった。
下落銘柄では、Atess Solarが11.7%急落し、百度(Baidu)が9.7%下落、Pony AIが9.2%下落した。華住集団(Huazhu Group)が0.6%上昇し、唯一の明るい材料となった。中国株の弱さは、エヌビディア(Nvidia)が約2%上昇するなど米国ハイテクセクターの一部とは対照的だったが、半導体銘柄はまちまちで、ブロードコム(Broadcom)が12%超下落、マイクロン・テクノロジー(Micron Technology)が7.7%下落した。
この売りは、米国の新規失業保険申請件数が22万5000件に増加し、2月以来の高水準となったことや、米企業が5月に9万7000人の雇用を削減し、2020年以降で同月として最大となったことと同時期に発生した。米10年国債利回りは4.481%で引け、米ドル指数は0.09%下落して99.44となった。金は0.94%反発して1オンス当たり4475.58ドルとなり、WTI原油は3.48%下落して1バレル当たり94.49ドルとなった。
中国系ADRと米国市場全体との乖離は、中国関連株が直面する固有のリスクを浮き彫りにしている。週間下落率3.3%は、同指数のここ数カ月で最悪の週間パフォーマンスであり、特に太陽光発電銘柄とインターネット銘柄に損失が集中している。今、トレーダーが直面する試練は、金曜日に発表される5月の非農業部門雇用者数報告書であり、これによってリスク回避ムードが市場全体に広がるかどうかが決まる可能性がある。市場予想を上回る結果となれば、高金利長期化のシナリオが強まり、グロース株に敏感な資産に重しとなる。一方、予想を下回れば、新興国株式への圧力が緩和され、中国系ADRのさらなる下落を食い止める可能性がある。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。