主なポイント:
- Netflixの株価は73.78ドルで、52週安値の70.86ドルまで3ドルに迫る
- Q2 2026年決算は7月16日に発表予定、コンセンサスEPSは0.79ドル(前年同期比9.7%増)
- 経営陣は2026年度のフリーキャッシュフローガイダンスを110億ドルから125億ドルに引き上げ
主なポイント:

Netflixは7月16日に第2四半期決算を発表する。株価は73.78ドルで、フリーキャッシュフローガイダンス125億ドルにもかかわらず、52週安値まで3ドルに迫っている。
「市場は事業データが裏付けない最悪シナリオを織り込んでいる」と、Edgenの株式アナリスト、サラ・リン氏は指摘する。「第2四半期の健全な決算は見直しのきっかけとなるだろう」
コンセンサス予想ではEPSは0.79ドル(前年同期0.72ドルから9.7%増)、売上高は約125億ドルが見込まれている。広告付きプランは広告市場における第1四半期の新規登録の60%以上を獲得し、広告主数は前年同期比70%増の4,000社超に達した。経営陣は2026年度のフリーキャッシュフロー予想を110億ドルから125億ドルに引き上げ、自社株買いを再開。第1四半期に13.5百万株を13億ドルで買い戻し、68億ドルが残存している。
株価は過去52週間で44.2%下落し、S&P500の20.8%上昇をアンダーパフォームしている。予想PERは24倍、フォワードPERは23倍で、200日移動平均の97.04ドルを大きく下回る水準にある。第2四半期の営業利益率が32%〜36%のレンジ内であれば見方が変わる可能性があるが、30%を下回るミスとなれば52週安値が試されることになる。
第1四半期の不一致
Netflixの2026年第1四半期決算はこの緊張関係を浮き彫りにした。売上高122.5億ドルはコンセンサスを上回ったものの、EPSは1.23ドルと1.345ドルの予想を8.55%下回った。報告ベースの純利益52.8億ドルは、破談となったワーナー・ブラザース契約からの28億ドルの解約手数料によって膨らんでいた。これを除けば事業実績はそれほど爆発的ではなかったが、それでも基礎事業は50.9億ドルのフリーキャッシュフローを生み出した。
広告事業が鍵を握る変動要因である。この広告付きプランは2026年に30億ドルの収益規模へと拡大しており、経営陣は営業利益率が31.5%に近づくと予想している。ウォール街は総じて強気を維持しており、50人のアナリストのうち37人が買いまたは強い買いを推奨。売り推奨はゼロで、コンセンサス目標株価は114ドルと、現在の水準から60.4%の上昇余地を示唆している。
競争と触媒要因
弱気派は、ディズニー、アマゾン、アップル、YouTube、TikTokとの視聴者および広告支出を巡る競争激化を指摘する。コンテンツ償却費の増加は2026年の上半期に集中しており、主要市場ではすでにプレミアム価格が導入されている。ベータ値1.49は、ガイダンスが低下すればさらなる下落が起こり得ることを示している。
強気の論拠は3つの触媒要因に基づく。第一に、7月16日の決算発表が32.6%の営業利益率ガイダンスに対して行われることで、センチメントが改善する可能性がある。予測市場では営業利益率が30%を下回る確率はわずか2.3%と見積もられている。第二に、デンゼル・ワシントン、グレタ・ガーウィグ監督の「ナルニア国物語」、デヴィッド・フィンチャー作品を含むコンテンツラインアップが2026年を通じてエンゲージメントを支える。第三に、株価が低迷しているタイミングでの自社株買い再開が一株当たりの価値を高め、68億ドルの買い付け枠が残っている。
ガイダンスの引き上げは、経営陣が広告事業とコンテンツラインアップが勢いを維持できると見ていることを示している。投資家は7月16日の第2四半期決算説明会で、最新の加入者数と広告収入の成長軌道に注目する。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。