重要なポイント:
- ピュアテック・ヘルスは、2026年5月20日頃にナスダック市場から米国預託証券(ADS)を自主的に上場廃止します。
- 同社の主要な上場先は、出来高の大半を占めるロンドン証券取引所に維持されます。
- この動きはコスト削減と業務の合理化を目的としており、ADS1株は普通株10株に相当します。
重要なポイント:

ピュアテック・ヘルス(PureTech Health plc)は、ロンドン証券取引所(LSE)の主要上場に集中するため、ナスダック市場から米国預託証券(ADS)を自主的に上場廃止する意向を発表しました。取引最終日は2026年5月20日頃になる見通しです。
ピュアテックのロバート・ライン最高経営責任者(CEO)は、「上場をロンドン証券取引所に集約することが、株主をサポートし、当社の戦略を遂行するための最も効果的な方法であると判断しました」と述べました。
この決定は、ピュアテック株の出来高、流動性、価格形成の大部分が、投資家ベースの多くが集中しているLSEで行われていることを示す調査結果に基づいています。米国預託証券1株は、同社の普通株10株に相当します。ピュアテックは、2026年5月11日頃に米国証券取引委員会(SEC)にフォーム25を提出し、正式に上場廃止手続きを開始する予定です。
この動きは、二重上場に伴う多大なコストと管理上の負担を軽減し、ピュアテックがバイオ治療薬ポートフォリオにリソースを集中できるようにすることを目的としています。上場廃止後、同社は自社のADSがスポンサー付きレベル1 ADRプログラムを通じて、店頭市場(OTC)で値付け・取引されることを想定しています。
ナスダックの上場廃止に続き、ピュアテックは1934年証券取引所法に基づく報告義務を終了させるため、SECにフォーム15Fを提出する予定です。同社の報告義務は提出後直ちに停止され、SECからの異議がなければ、90日以内に終了が効力を生じる見込みです。現時点でADS保有者が直ちに行うべきアクションはありません。
上場廃止はピュアテックの構造を簡素化し、諸経費を削減する可能性がありますが、米国の広範な投資家層への認知度が制限される可能性もあります。株主は、OTC市場への移行と、その後のLSEにおける株式の流動性を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。