ラッセル2000指数は6月6日に2.4%下落し、2週間ぶりの安値を付けた。投資家が大型株に資金をシフトするなか、小型株のアンダーパフォーマンスが拡大した。ダウ工業株30種平均は最高値で引け、ナスダック総合指数はブロードコム主導の売りで半導体株が打撃を受け小幅下落した。
ラッセル2000指数は6月6日に2.4%下落し、2週間ぶりの安値を付けた。投資家が大型株に資金をシフトするなか、小型株のアンダーパフォーマンスが拡大した。ダウ工業株30種平均は最高値で引け、ナスダック総合指数はブロードコム主導の売りで半導体株が打撃を受け小幅下落した。

ラッセル2000は6月6日に2.4%下落し、2週間ぶりの安値を付けた。投資家が大型株に資金をシフトさせるなか、小型株のアンダーパフォーマンスが拡大した。
「驚異的な決算シーズンを経て、AI関連の取引は依然として健在だが、2カ月以上に及ぶ驚異的な上昇の後、この上昇相場は疲弊しつつある」とモンティス・ファイナンシャルの最高投資責任者デニス・フォルマー氏は指摘する。
小型株の売りは、大型株指数の上昇とは対照的だった。ダウ工業株30種平均は1.7%上昇し、ユナイテッドヘルスが5%超上昇、JPモルガン・チェースが3%上昇したことで5万1561.93の最高値で引けた。S&P500種指数は0.4%上昇の7584.31、ナスダック総合指数は0.1%下落した。半導体銘柄がハイテク株の重しとなり、ブロードコムは第2四半期の売上高が予想を下回ったことで12%超下落、バンエック半導体ETFは1%超下落した。アーム・ホールディングスは4%超下落、マイクロン・テクノロジーは約8%下落した。
小型株と大型株の乖離は、値上がりが一握りのメガキャップ銘柄に集中する市場の狭まりを示している。ラッセル2000の持続的な下落は、ディフェンシブセクターへの資金シフトを深め、小型株ETF全体にさらなる売り圧力を引き起こす可能性がある。
トレーダーらは、この資金シフトの3つの要因として、ブロードコム主導の半導体銘柄の売りが非ハイテク株へと投資家を向かわせたこと、イランがクウェート国際空港を攻撃した後の中東緊張の高まり、そして次の連邦準備制度理事会(FRB)会合を前にしたポジション調整を挙げた。
ラッセル2000は今年に入りS&P500を下回って推移している。金利上昇と投入コストの高騰が、財務体質の弱い中小企業の重しとなっているからだ。コストコやイーライリリーなどの非ハイテク大型株はそれぞれ約1%と4%超上昇しており、グロース銘柄からの資金シフトの広がりを示している。
木曜日の値動きは「資金シフトの初期段階を示唆しており、また全てのAI株が同じではなく、各銘柄に異なる期待が織り込まれていることの再認識でもある」とフォルマー氏は付け加えた。
小型株指数の2週間ぶり安値への低下は、売りが加速した場合のより広範な下落リスクを高めている。市場にとって次の材料は、今月下旬のFRBの金利決定となる。トレーダーらは、中小企業に不釣り合いに影響を与える借入コストの見通しに関するシグナルを注視する。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。