主なポイント:
- 2026 年 5 月 24 日、銀先物 (SI=F) は 2.01% の日中変動を記録し、ボラティリティの高まりを示した。
- 最も活発な限月は、1 オンスあたり高値 78.25 ドルから安値 76.71 ドルの間で取引された。
- 終値はセッション安値に近い 76.20 ドルとなり、始値から 0.72% 下落。引けにかけて売り圧力が強かったことを示唆している。
主なポイント:

5 月 24 日のセッションにおける銀先物価格は大幅なボラティリティに見舞われ、活発な限月は当日の高値と安値の間で 2.01% 変動した。
COMEX の SI=F 合約のデータによると、価格は 1 オンスあたり高値 78.25 ドルに達した後、安値 76.71 ドルまで下落した。この日の出来高は 2,284 枚を記録した。比較的薄商いの 1 日であったことが、価格の振幅を増幅させた可能性がある。
同限月は 76.75 ドルで寄り付き、最終的に 76.20 ドルで清算された。これは始値から 0.72% の下落となり、セッション高値からは 2.6% という大幅な下落を記録したことになる。この日中安値圏での引けは、取引終了にかけて売り方が相場の主導権を握ったことを示唆している。
この急激な日中の反転により、4 月下旬から維持されているテクニカル上の下値支持線である 1 オンスあたり 75 ドルの水準が再び焦点となっている。このレベルを下抜ければ、貴金属市場でより深い調整局面が訪れる可能性がある。銀の価格動向の一方で、金も圧力を受けたが、金の 1 日のボラティリティは約 1.2% と比較的抑制されていた。貴金属トレーダーにとって重要な指標である金銀比価(ゴールド・シルバー・レシオ)は 85.5 へと上昇し、銀の相対的な弱さを示した。
トレーダーは現在、貴金属の主要なカタリストである米国の次回の消費者物価指数(CPI)データに注目している。予想を上回るインフレ率は、米連邦準備制度(FRB)のよりタカ派的な姿勢への期待を高め、米ドルを押し上げる可能性があり、銀のようなドル建て資産にとっては逆風となる。逆に、インフレ率が軟調であれば、金融政策の緩和への期待が再燃し、銀価格を支える要因となるだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。