主なポイント
- 格上げ: TDコーウェンはスターバックスの投資判断を「中立(Hold)」から「買い(Buy)」に引き上げ、目標株価を106ドルから13%以上高い120ドルに上方修正しました。
- 投資理論: 同社は、オペレーションの改善による売上の勢いとコスト圧力の緩和を背景に、収益成長への道筋がより明確になったと見ています。
- 見通し: TDコーウェンが修正した2028年度の1株当たり利益(EPS)予想は3.94ドルで、ウォール街のコンセンサスである3.65ドルを約8%上回っています。
主なポイント

TDコーウェンは木曜日、スターバックス(NASDAQ:SBUX)の投資判断を「中立(Hold)」から「買い(Buy)」に引き上げ、目標株価を120ドルに上方修正しました。これは、ブライアン・ニコルCEOのもとで進められている同社の再建に対する新たな自信を示すものです。このニュースを受けて、株価は2%近く上昇しました。
TDコーウェンのアナリスト、アンドリュー・チャールズ氏は、同社経営陣との面談後、顧客向けのノートの中で「スターバックスは北米事業の活性化の初期段階にあるという認識を深めた」と述べました。
今回の格上げにより、投資判断は従来の「中立」から「買い」となり、120ドルの目標株価は水曜日の終値から13%以上の高値余地を示唆しています。この判断の背景として、同社は2026年から2028年にかけての北米の既存店売上高成長率予想を引き上げ、2028年度の1株当たり利益(EPS)予想を約9%引き上げて3.94ドルとしました。これは市場予想の3.65ドルを大きく上回っています。
この動きは、4月28日に発表された第2四半期決算が、売上高と利益の両方で2年以上ぶりに成長を記録し、今年に入って既に29%上昇している同社株にとって、機関投資家による重要な支持となります。経営陣は通期のガイダンスを引き上げ、既存店売上高成長率を5%以上と予想しています。
TDコーウェンの判断は、成長を促進するための業務効率化、メニューの革新、マーケティングに焦点を当てたニコルCEOの「バック・トゥ・スターバックス」計画の成功にかかっています。同社は、新メニュー投入の「高頻度なペース」とマーケティングの改善が主要な原動力であると指摘しました。
投資家の間での最大の議論は、労働力や店舗運営への多額の投資が、同社の過去の利益率水準である17%〜19%を回復できるかどうかでした。TDコーウェンは、コーヒー豆コストの緩和、売上増によるレバレッジ効果、そして今後数年間で20億ドル以上のコスト削減を目指す経営目標を挙げ、転換点が近いとの楽観的な見方を示しました。
今回の格上げは、ブライアン・ニコルCEOの戦略に対する重要な信任投票であり、労働力やオペレーションへの重厚な投資が持続的な収益成長を生み出す準備が整ったことを示唆しています。投資家は今後、売上の勢いと利益率の回復が維持できるかどうか、同社の第3四半期決算に注目することになります。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。