Key Takeaways:
- Story Protocolは6月25日にDATA Foundationへリブランド
- AIモデルのトレーニング向けにライセンス可能なデータを提供する事業に転換
- AI企業は公開インターネット上の学習用データをほぼ使い果たしている
Key Takeaways:

Story Protocolは6月25日にDATA Foundationへリブランドし、ブロックチェーンベースの知的財産管理から、公開インターネット上の学習用コンテンツをほぼ使い果たした人工知能企業向けにライセンス可能なデータを提供する事業へと転換した。
「AI企業はスクレイピングできるインターネットデータを使い果たしており、学習データをめぐる法的な不確実性は高まる一方です。当財団のネットワークは、コンテンツ所有者が貢献し報酬を得ることができ、AI開発者はクリーンで権利処理済みのデータを入手できるライセンス可能なデータレイヤーを創出します」とDATA Foundationの担当者は述べた。
今回のリブランドは、もともとオンチェーンでの知的財産の登録とライセンスに注力していたプロトコルの戦略的転換を示すものだ。DATA Foundationの名の下、このプロジェクトは、貢献者がテキストや画像、その他のメディアをAIトレーニング目的でライセンス提供できる分散型データマーケットプレイスを運営する。この動きにより、本プロトコルはテクノロジー分野で最も資本集約的な2つのセクターであるブロックチェーンインフラとAIモデル開発の交差点に位置づけられることとなる。
AIトレーニングデータは業界にとって重要なボトルネックとなっている。OpenAI、Google、Anthropicを含む大手モデル開発企業は、学習データセットにおける著作権素材の使用をめぐり、出版社やアーティスト、コンテンツクリエイターから訴訟を提起されている。DATA Foundationのモデルは、スマートコントラクトを通じた自動ロイヤリティ分配機能を備えた、許可型のオンチェーン台帳でライセンス可能なコンテンツを管理することで、この問題の解決を目指す。
この事業転換は、AI企業がウェブスクレイピングに代わる手段を模索するなかで急速な成長が見込まれる市場を取り込むものだ。高品質なトレーニングデータのライセンスコストは2024年以降急激に上昇しており、一部の出版社はAI企業と複数年にわたる数百万ドル規模の契約を交渉している。DATA Foundationはこれをブロックチェーンベースのマーケットプレイスに移行することで、取引コストを削減し、モデルトレーニングに使用されるあらゆるデータについて透過的な帰属表示を提供することを目指している。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。