主な要点:
- テスラ株は月曜日に1.8%下落し、6週連続の下落を記録。年初来の損失は約20%に達しました。
- アナリストは第1四半期の納車台数を365,645台と予想。これは低迷した2025年同期比で8%増となるものの、2025年第4四半期比では13%減となります。
- 予測市場は目標未達を織り込んでおり、納車台数が35万台を下回る確率は63.5%とされています。
主な要点:

テスラ(TSLA)の株価は月曜日に1.81%下落し355.28ドルで引け、4月2日に控える第1四半期の納車データ発表を前に投資家が警戒感を強める中、6週連続の続落となりました。この下落は、S&P 500指数が0.39%下落し、ハイテク株中心のナスダック総合指数が0.73%下落する中で起きました。
「市場は、前年比8%の成長という数字が誤解を招く比較であることを理解している」とUBSのアナリストは記し、前年同期に同社が行った生産停止に言及しました。同行は需要の鈍化を指摘し、第1四半期の予測をコンセンサスを約7%下回る345,000台へと引き下げました。
テスラがアナリスト23名の予測をまとめたウォール街のコンセンサス予想では、第1四半期の納車台数は365,645台とされています。これは、低迷した2025年第1四半期の336,681台からは8%の増加となりますが、2025年第4四半期の418,227台からは13%の大幅な減少となります。
年初来で約20%下落している同社株にとって、今回の納車報告は重要な触媒となります。コンセンサスが設定した低いハードルを達成または上回れば、ネガティブなトレンドを打破できる可能性がありますが、予想を下回れば成長停滞の懸念が裏付けられ、さらなる売り浴びせを招く恐れがあります。
公式なアナリストのコンセンサスとトレーダーの期待値の間には顕著な乖離が見られます。予測プラットフォームのポリマーケット(Polymarket)では、「35万台未満」の納車に関する契約が63.5%の示唆確率で取引されており、市場が失望的な結果に備えていることを示唆しています。
納車内訳では、モデル3とモデルYが351,179台と予想される一方、サイバートラックを含むその他のモデルはわずか13,946台にとどまっています。これは、発売から2年以上が経過してもなお、サイバートラックが量産製品になっていないことを裏付けています。2026年通期の納車コンセンサスである169万台は、2025年からの回復がわずか3.3%にとどまることを意味し、2023年のピークである181万台を大きく下回る水準です。
テスラは世界的に大きな逆風に直面しています。1月の欧州における同社の新車登録台数は17%減少しましたが、同期間のEV市場全体は14%成長しました。競合のBYDは、同地域で2ヶ月連続でテスラの販売台数を上回っています。中国工場からの卸売台数は年初2ヶ月で35%増の127,728台となりましたが、この数字は中国で生産された車両を指しており、必ずしも同国内で販売されたわけではありません。
投資家は、ロボタクシーサービスや人型ロボット「Optimus」を含むテスラのAI戦略の進展にも注目しています。しかし、成長ストーリーが圧迫される中、目下の納車実績が市場の最大の関心事となるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を意図するものではありません。