- Trip.comグループは、規制リスクについて投資家を誤導した疑いで、証券集団訴訟に直面しています。
- 中国での反トラスト法調査が公表された後、2026年1月14日に同社の株価は17%下落し、1日で80億ドル以上の時価総額が消失しました。
- この訴訟は、2024年4月30日から2026年1月13日の間に証券を購入した投資家を対象としており、筆頭原告の申請期限は2026年5月11日となっています。
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Trip.comグループ(NASDAQ: TCOM)が中国の規制当局による反トラスト法調査を公表した後、同社の株価が17%急落したことを受け、証券集団訴訟が提起されました。
「Trip.comがAI価格設定ツールの真の目的や、そのツールなしでのビジネスモデルの持続可能性について、投資家を誤導した可能性があるかどうかを調査している」と、同事務所の調査を率いるヘイゲンス・バーマンのパートナー、リード・カスレイン氏は述べました。
この訴訟は、2026年1月14日に中国国家市場監督管理総局が同社に対する調査を開始したという発表を受けたものです。このニュースにより、Trip.comの米国預託証券(ADS)は12.90ドル下落して62.10ドルで取引を終え、1日の取引で80億ドル以上の時価総額が消失しました。訴訟の対象期間は、2024年4月30日から2026年1月13日の間に証券を購入した投資家です。
調査の中心となっているのは、Trip.comの自動AI価格調整ツールです。訴状では、同社が以前このAIツールを「長期戦略の基礎」と呼んでいたにもかかわらず、それがもたらす重大な規制リスクを開示していなかったと主張しています。2025年末の報告書では、提携ホテルが価格設定の自主性を失っていると感じており、このツールによってTrip.comがプロモーションへの参加を強制し、従わない加盟店に罰則を与えることが可能になっていたことが指摘されていました。
その後、同社は2026年3月8日にAI駆動ツールの閉鎖を発表しました。この動きは、2月下旬に共同創業者が取締役会を突然辞任したことに続くものでした。
この訴訟は、中国最大のオンライン旅行代理店にとって大きな不確実性を生じさせており、同社は現在、潜在的な財務上の責任とレピュテーションリスクに直面しています。投資家は規制調査と集団訴訟の進展を注視することになり、次の重要な日程は筆頭原告の申請期限である2026年5月11日です。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。