主なポイント:
- UBSウェルス・マネジメントがゴールドをポジティブ評価から「中立」に格下げ
- 同社は年末目標を1オンス当たり4,600ドルに引き下げ
- 4,000ドルを下回れば絶好の買い機会となる
主なポイント:

UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは、米国の堅調な経済データとハト派的なFRBシグナルを理由に、ゴールドを「中立」に格下げし、年末目標を1オンス当たり4,600ドルに引き下げた。
「短期的なリスク・リターンの特性変化が今回の調整の要因となった」と、UBSグローバル・ウェルス・マネジメントの最高投資責任者事務所は調査リポートで述べた。同社は、実質利回りの上昇、米ドル高、米連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派的なシグナルが、ゴールドの逃避先としての魅力を低下させている要因だと指摘した。
今回の格下げにより、ゴールドはグローバル・ポートフォリオにおいて、これまでのポジティブ評価から「中立」へと変更された。UBSは短期的には価格がレンジ内で推移すると予想する一方、中長期的な投資根拠は引き続き intact(損なわれていない)と強調した。仮にゴールドが1オンス当たり4,000ドルを下回る水準に下落した場合、それは絶好の買い機会になると同社は述べている。
UBSによると、長期的には、世界の外貨準備資産の分散化トレンド、各国の米ドル依存度低減への取り組み、拡大する財政赤字への継続的な注目などが、ゴールドに構造的な下支えを提供すると見込まれる。同社は投資家に対し、バランスのとれたポートフォリオにおいて、効果的な分散投資ツールとしてゴールドの構成比率をミッドシングル桁台(約5%)に維持するよう推奨した。
今回の格下げは、米ドル高と実質利回りの上昇という短期的な逆風が長期化し、今後数カ月にわたりゴールド価格を圧迫する可能性があることを示唆している。投資家は、今後の米国インフレデータとFRB議事録から、金利経路に関するさらなる手がかりを得ることになるだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。