主なポイント:
- 米10年債利回りは7bp低下の4.4886%、ホルムズ海峡再開期待で逃避需要が減少
- 2年債利回りは7.65bp低下の4.0445%、2年/10年のスプレッドはプラス44.2bpに拡大
- WTI原油は2.1%下落の71.45ドル、供給途絶リスクが後退
主なポイント:

米国債利回りは24日、曲線全体で低下した。10年債利回りは7bp低下の4.4886%。ホルムズ海峡の早期再開期待が高まり、安全資産への需要が後退した。
「この動きは、過去1週間で金利に織り込まれていた地政学的リスクプレミアムの巻き戻しを反映している」とブランダイワイン・グローバル・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、プリヤ・ミスラ氏は指摘。「ホルムズ海峡のいかなる解決も、エネルギー市場と世界インフレにとって大きなテールリスクを除去するものだ」と述べた。
2年債利回りは7.65bp低下の4.0445%。30年債利回りは4.19bp低下の5.0222%となり、一時は5%を下回り、セッション安値の4.9958%を付けた。2年/10年のスプレッドは0.706bp拡大し、プラス44.178bp。長期債がアウトパフォームする中で、カーブのスティープ化が進行した。実質利回りも低下し、10年物米国物価連動債(TIPS)利回りは7.37bp低下の2.0690%となった。
債券の売りは、主要な石油輸送の要衝であるホルムズ海峡の再開に向けた進展の報道を受け、トレーダーが地政学的な見通しを再評価する中で生じた。世界の石油供給の約5分の1が通過するホルムズ海峡は、ここ数週間、不確実性の高まりをもたらし、投資家を政府債務に押しやっていた。米国債からの資金流出は、リスク資産への回帰を示唆しており、S&P500種株価指数は0.6%上昇、ドル指数は0.3%下落の99.8となった。WTI原油は供給途絶リスクの後退を背景に2.1%下落し、1バレル=71.45ドルとなった。
利回り低下は、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策見通しの変化も反映している。FRBの金利見通しに最も敏感な2年債利回りが長期債より大きく下落したことで、市場は年内の利下げ確率をやや高く織り込み始めている。トレーダーは現在、FRBのフォワードガイダンスに変化が生じるかどうかに注目し、6月の次回FRB会合に焦点を当てている。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。