主なポイント:
- 原油価格がここ数カ月で最大の下げ幅を記録したことを受け、S&Pスーパーコンポジット航空株指数は5.6%急騰しました。
- 米イラン間の和平合意への期待から、WTI原油先物は7%急落し、1バレル96ドルを割り込みました。
- 大手航空各社が上昇し、ユナイテッド航空は5%超、デルタ航空は4%超高で取引を終えました。
主なポイント:

水曜日の米株式市場で航空株が急騰し、S&Pスーパーコンポジット航空株指数は5.6%高で取引を終えました。原油価格の大幅な下落により、高騰していた燃料コストの負担軽減への期待が高まったことが背景にあります。
サウスウェスト航空のボブ・ジョーダンCEOは先週、燃料価格の変動についてロイターに対し、「こうした事態は起こりうるものであり、回復力を備え、生き残れるようなビジネスを構築するのが経営者の仕事だ」と語りました。
航空株のラリーは、WTI原油先物が7%急落して1バレル95.15ドルとなり、国際的な指標である北海ブレント原油も7.8%安の101.27ドルとなったことで引き起こされました。原油の下落は、米国とイランが紛争終結に向けた潜在的な合意に近づいているとの報道を受け、ホルムズ海峡を経由する供給網の混乱懸念が和らいだことによるものです。これを受けて、S&P500のエネルギーセクターはこの日最大の下げ幅を記録し、4.5%近く下落しました。
高い営業費用に苦しんできた米大手各社は、大幅な上昇を記録しました。ユナイテッド航空が5%超の上昇で先導し、デルタ航空は4%超高となりました。アメリカン航空とサウスウェスト航空もともに3%以上値を上げて引けました。
燃料費が最大の支出項目の一つである航空業界にとって、原油の急落は潜在的な救済策となります。高燃料価格による圧力は深刻で、最近のスピリット航空の経営破綻の一因にもなりました(同社は失敗の主な理由として燃料コストの急騰を挙げています)。水曜日の原油価格の暴落は、下半期に向けたセクターの収益性にとって大きな追い風となる可能性があります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。