主要なポイント
イラン情勢に端を発する地政学的緊張がエネルギー価格を急騰させ、ユーロ圏国債市場は過去10年で最悪の月間売りの一つに見舞われた。この売りは、複数の加盟国の借入コストを数年ぶりの高水準に押し上げ、インフレ上昇、財政悪化、欧州中央銀行(ECB)による追加利上げの可能性に対する懸念を煽っている。
- イタリア10年債利回りは4.14%に急騰し、2024年半ば以来の最高水準を記録。フランスとスペインの利回りも数年ぶりの高水準に達した。
- 各国政府は財政的ジレンマに直面している。スペインは50億ユーロの減税を承認したが、フランスはGDP比5.1%の財政赤字を理由に、広範な補助金提供を控えている。
- 主要なイタリア・ドイツ10年債スプレッドは1パーセントポイントに拡大し、潜在的なスタグフレーション環境における債務持続可能性に対する市場の懸念の高まりを反映している。
