主なポイント:
- シティ、供給不足を背景に銅の長期予想を1トン当たり15,000ドルに引き上げ
- サウス32をトップ鉱山株に選定、目標株価を300ペンスから320ペンスに引き上げ
- グレンコア、多角的鉱山企業の中で銅エクスポージャーとしてBHPやリオ・ティントより選好
主なポイント:

シティは銅の長期価格予想を1トン当たり15,000ドルに引き上げ、サウス32(South32)を鉱山株のトップピック、グレンコア(Glencore)を多角的な銅関連投資先として選好した。
「これらの結果は当社のAI戦略を裏付けるものだ」とシティのアナリストは月曜日に発表したリサーチノートで述べ、グレンコアが世界の多角的鉱山企業の中で銅価格上昇の恩恵をより受けられると主張した。同行は銅の長期予想を引き上げ、現在のLME価格である1トン当たり13,800ドル未満に対し、今後1年以内に15,000ドルに達すると予想している。
シティはサウス32の目標株価を300ペンスから320ペンスに引き上げ、BHPグループを29ポンドから35ポンドに、リオ・ティント(Rio Tinto)を76ポンドから81ポンドにそれぞれ引き上げた。BHPとリオ・ティントについては中立のレーティングを維持し、銅価格の上昇は両社の主要な収益源である鉄鉱石の低迷が部分的に相殺すると指摘した。サウス32のアリゾナ州ハーモサ(Hermosa)プロジェクトは長期的な構造的成長の源泉として注目された。
今回の格上げは、銅の供給不足が2027年から2028年まで続き、現在の水準を上回る価格を支えるとのシティの見解を反映している。同銀行はサウス32が今後2年間で商品価格の引上げによる最大の恩恵を受ける企業の一つになると予想。アナリストが銅とアルミニウム価格のより強い前提を織り込むにつれ、コンセンサス利益予想にはなお上振れ余地があるとしている。
シティの銅価格予想は、同行が銅とアルミニウムの両方で強気見通しを強める中で打ち出された。サウス32は両金属に大きなエクスポージャーを持つ。アングロ・アメリカン(Anglo American)とアントファガスタ(Antofagasta)は、銅エクスポージャーを目的にFTSE100の鉱山株として投資家から注目されているが、シティのアナリストは大型の多角的鉱山グループの中ではグレンコアの方が優れた選択肢と見ている。サウス32は両金属へのエクスポージャーから引き続き際立っており、シティもここに上昇余地を見込んでいる。
今回の予想は現在のLME価格から8%以上の上昇を示唆しており、同行は構造的な供給不足が価格を押し上げると見込んでいる。投資家は、供給逼迫の仮説を確認するため、サウス32とグレンコアの今後の生産報告に注目するだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。