主なポイント:
- Ethlabsは7月1日、イーサリアムの意図的な手数料構造見直しを提案
- この変更により、EIP-1559のデフレ型ETHバーン・メカニズムが修正または置き換えられる可能性
- 手数料の予測可能性が高まることで機関投資家の採用が進む一方、ETHの供給に関するナラティブは不確実性に直面
主なポイント:

Ethlabsはイーサリアムの手数料メカニズムを全面的に見直す提案を発表した。これにより、EIP-1559以来ETHのトークノミクスを特徴づけてきたデフレ型バーンが変更される可能性がある。
「イーサリアムの手数料構造に意図性を持たせることで、ネットワークのセキュリティを維持しつつ、機関投資家ユーザーにとって取引コストをより予測可能にできる」とEthlabsチームは提案書で述べている。
CoinGeckoによると、ETHは7月1日14:00UTC時点で1,569ドルで取引されており、前年同期比36%下落している。時価総額は1,894億ドルで、ビットコインに次ぐ2番目に大きな暗号資産となっている。イーサリアムの52週高値は2025年8月24日につけた4,954ドル、安値は2026年6月6日につけた1,507ドルである。
この提案は、2021年8月以降、取引手数料の一部を毎回焼却し、ETH供給にデフレ圧力を生み出してきたEIP-1559で導入された手数料バーン・メカニズムを対象としている。このシステムを「意図的な」手数料モデルに置き換えたり修正したりすることで、デフレ効果が弱まり、長期保有者を引き付けてきた重要なナラティブが損なわれる可能性がある。一方で、より予測可能な手数料構造は、決済やトークン化のユースケースについてイーサリアムを評価する伝統的金融機関にとっての参入障壁を低くする可能性もある。
提案された手数料メカニズムの具体的な技術的詳細はまだ開示されていない。イーサリアムコミュニティは今後の開発者会議でこの提案を議論する見込みで、実装にはイーサリアムのガバナンスプロセスを通じて調整されるネットワークアップグレードが必要となる。この結果次第で、ETHがデフレ型の供給特性を維持するのか、それともトークンの希少性よりも手数料の予測可能性を優先するモデルへと移行するのかが決まる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。