Key Takeaways
- BOCIはハイアール・スマートホームの投資判断を「Hold(保有)」に据え置き、目標株価を22.8香港ドルとしました。
- 同行のレポートは、ハイアールの第1四半期純利益が前年同期比15%減、売上高が7%減となったことを引用しています。
- BOCIは、原材料や運賃コストの上昇による第2四半期のリスクを警告しましたが、自社株買いが株価を下支えする可能性があるとも述べています。

BOCIは、家電大手ハイアール・スマートホーム(6690.HK)の第1四半期利益が前年同期比で15%減少したとの分析を受け、投資判断を「Hold(保有)」に据え置き、目標株価を22.8香港ドルに設定しました。
レポートでは、国内補助金の段階的廃止、米国での深刻な吹雪、為替差損が主な逆風として挙げられています。BOCIは、「原材料価格の高騰と運賃上昇の影響が徐々に現れるため、第2四半期の収益には比較的高い下振れリスクがある」と予想しています。
BOCIのノートは、2026年第1四半期の売上高が前年同期比で7%減少したことを指摘しました。これは、総売上高736.9億元、純利益46.5億元を報告し、2025年第4四半期から続伸した同社の公式発表とは対照的です。
BOCIがリスクを指摘する一方で、ハイアールの経営陣は、中国および北米を除く海外市場での営業利益が前年比で成長したことを強調しました。同社はまた、30億〜60億元規模のA株自社株買いプログラムや、7,400万株を超える買い戻し株式の消却など、大幅な株主還元を実施しています。
ハイアールの公式決算によると、国内事業はプレミアム製品への移行によりマージンが拡大し、小売価格ベースで6.2%縮小した中国家電市場を上回るパフォーマンスを見せました。北米のGEアプライアンスは圧力を受けたものの、同社は通商政策や天候の影響に対抗するため、「オペレーショナル・エフィシェンシー(運営効率)と能力の再構築」に注力していると述べています。
BOCIは、同社の株主還元策が下振れリスクに対して株価を一定程度支えるのに役立つと考えています。同行は、ビジネスの潜在的な転換点は2026年後半まで現れない可能性があると示唆しました。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。