- 株式市場の変動により、中国人寿の第1四半期純利益は前年同期比で32%減少しました。
- 将来の収益性の主要指標である新契約価値は、同期間に76%急増しました。
- モルガン・スタンレーは、強力な新契約の成長とリスク・リワードの改善を理由に、投資判断「オーバーウェイト」を継続しました。
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(ブルームバーグ)-- 中国人寿保険(2628.HK)が発表した第1四半期決算は、利益が32%減少したものの、新契約価値が76%急増したことで株式市場の変動による投資損失を補い、減少幅は予想を下回りました。
モルガン・スタンレーのアナリストはリポートの中で、「収益の下押し要因は概ね消化されており、特に4月の株式市場の反発を受けて、第2四半期にはリスク・リワードが改善すると予想している」と述べ、投資判断「オーバーウェイト」と目標株価 37.9 港元を再確認しました。
中国最大の生命保険会社である同社の香港上場株式は、午前中の取引で一時4.2%高の 28.40 港元まで上昇し、日中としてはここ3週間で最大の上げ幅を記録しました。3月31日に終了した3カ月間の税引前利益は前年同期比で40%減少し、総投資収益率は0.5ポイント低下して2.2%となりました。利益は減少したものの、年換算の自己資本利益率(ROE)は13.1%を維持しました。
マージンの拡大に支えられた新契約価値の好調なパフォーマンスは、競合他社を大きく上回りました。この成長は、他のアジアの大手保険会社も好決算を発表する中で実現しました。AIAグループ(1299.HK)は木曜日、中核市場である香港と中国での旺盛な需要を背景に、第1四半期の新契約価値が13%増加したと発表しています。
今回の結果は、市場の変動が短期的な投資リターンに影響を与えているものの、中国における保険商品への根本的な需要は依然として堅調であることを示唆しています。新契約価値の大幅な増加は、中国人寿の将来の収益パイプラインが強力であることを示しています。投資家は、新契約の勢いが維持できるか、また投資環境が改善するかを確認するため、同社の中間決算に注目することになります。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。