主なポイント
- HSBCリサーチは、強力なプロジェクト遂行力を理由に、華潤置地(China Res Land)の投資判断「買い」、目標株価37.7香港ドルを据え置きました。
- 招商局蛇口との合弁事業である深センの「観超(Guanchao)」プロジェクトは、60億人民元を超える予約販売額を記録しました。
- 同プロジェクトは、中古市場を10〜20%上回る平均価格ながら、90%を超える成約率を達成しました。
主なポイント

華潤置地(China Res Land)と招商局蛇口(China Merchants Shekou)が深センで実施した不動産プロジェクトの発売において、成約率が90%を超え、60億人民元以上の予約販売を記録しました。これは中国の高級住宅市場における旺盛な需要を裏付けるものです。
HSBCリサーチはリポートの中で、「好調な販売実績は華潤置地のブランド執行力と価格決定力を際立たせており、不動産開発事業の回復に対する同社の前向きな見方を裏付けている」と述べ、同社への「買い」判断と目標株価37.7香港ドルを維持しました。
4月26日に発売された「観超(Guanchao)」プロジェクトの平均販売価格は1平方メートルあたり約14万人民元に達し、近隣の中古住宅価格に対して10〜20%のプレミアムを上乗せしました。今回の発売成功は、今年の同社の契約販売額の約31%を一線都市のプロジェクトが占めるというHSBCの予測を支持するものです。
この結果は、中国の主要都市における高級不動産市場の健全性を示す重要なデータポイントであり、市場全体への懸念にもかかわらず、ブランド認知度が高く資本力の豊かな開発業者が依然として価格決定力を維持できることを示唆しています。高い成約率の持続は、年内の収益成長と利益率拡大の原動力となる可能性があります。
HSBCリサーチは、一線都市への集中が華潤置地の主な収益ドライバーになると予想しています。同行のアナリストは、深セン、上海、北京からの販売が、今年の契約販売額に対してそれぞれ12%、11%、8%寄与すると予測しています。
これらの都市における新規プロジェクトは、通常、2桁台後半の高い粗利益率をもたらします。観超プロジェクトで見られたように、同社が販売価格を引き上げる能力を示していることから、アナリストはさらなる粗利益率の拡大の可能性があると見ています。新築市場におけるこのようなパフォーマンスは、規制強化や購入者心理の変化という逆風に直面してきた同セクターにとって重要な指標となります。深センのような競争の激しい市場での強い支持は、市場リーダーとしての同社の地位を確固たるものにしています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。