主なポイント:
- 招商銀行の第1四半期純利益は、前年同期比1.5%増の378.52億元となりました。
- 決算発表後、株価は最大3.27%下落。JPモルガンは利益成長が同業他社より弱いと指摘しました。
- JPモルガンは投資判断「オーバーウェイト」、目標株価62香港ドルを維持しましたが、短期的にはアンダーパフォームすると予想しています。
主なポイント:

(P1) 招商銀行(チャイナ・マーチャンツ・バンク)の香港上場株は、2026年第1四半期の利益成長率が1.5%にとどまり、投資家の期待に届かなかったことを受けて3%超下落しました。
(P2) JPモルガンは、同行の株価が短期的には同業他社を下回る推移を辿ると予想しています。その理由として「回復傾向にある純金利収入や好調なウェルスマネジメント業務が、まだ力強い利益成長に結びついていない」ことを挙げています。
(P3) 同行が発表した第1四半期の純利益は378.52億元で、前年同期比1.5%増となりました。発表後、株価は3.27%安の48.46香港ドルまで下落。JPモルガンのレポートは、同行が他のA株・H株銀行に対してプレミアム(割高)で取引されていると指摘しています。
(P4) 最大の懸念は、寧波銀行などの競合他社と比較して利益成長が鈍いことです。経営陣から成長見通しの改善に向けたより強いコミットメントが示されない限り、投資判断「オーバーウェイト」と目標株価62香港ドルは維持するものの、株価のモメンタムは抑制されたままになるとJPモルガンは見ています。
(So What) 投資家の冷ややかな反応は、市場の関心が中国銀行セクターにおける「相対的な成長性」にあることを浮き彫りにしています。プレミアムなバリュエーションを正当化できるような、利益成長の加速やリターンの改善の兆候が見られるか、第2四半期決算が注目されます。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。