重要なポイント:
- 第1四半期の純利益は前年同期比で15%減少し、売上高は7%減少しました。
- 中国での補助金の効果減退、米国の天候不良、不利な為替レートが業績の重石となりました。
- BOCIはリスクを理由に投資判断を「ホールド」、目標株価を22.8ドルとし、BOCOMは「買い」を維持しました。
重要なポイント:

BOCIの調査レポートによると、家電大手のハイアール・スマートホーム(6690.HK)は、国内需要の減退と深刻な海外の逆風に直面し、第1四半期の純利益が前年同期比で15%減少しました。
BOCIはレポートの中で、「2026年第1四半期の業績は圧迫されており、リスクは依然として残っている」と述べ、投資判断を「ホールド」、目標株価を22.8ドルとしました。
同社の当四半期の売上高は前年比で7%減少しました。この減少は、国内市場における買い替え補助金の効果の剥落や、米国での深刻な吹雪によるものとされています。人民元高による為替差損も業績の重石となりました。交銀国際(BOCOM International)の別のレポートでは、売上高が736.9億人民元(6.9%減)、非経常項目を除く純利益が17.2%減の44.4億人民元であったことが指摘されています。
ハイアールは株主還元を強化する施策を発表しており、株価を一定程度支えていますが、軟調な決算は継続的な市場リスクを浮き彫りにしています。BOCIは、潜在的な転換点は2026年下半期まで現れない可能性があると考えています。
より楽観的な見方として、交銀国際は投資判断「買い」と目標株価30.1香港ドルを維持しました。同行は、北米市場を除く営業利益が10%以上増加し、回復力を示していることから、業績は四半期ごとに改善すると予想しています。
アナリストによる評価の分かれは、ハイアールの回復をめぐる現在の不確実性を強調しています。投資家は、好転が実現するかどうかを判断するため、中国での需要の安定の兆しや、次回の第2四半期決算における海外業績の改善に注目することになるでしょう。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。