要点:
- 臨床前データによると、HBMのLET003とセマグルチドの併用により、対照群と比較して脂肪量が76%減少しました。
- AI設計の抗体は、セマグルチド単独と比較して除脂肪体重を5.7%増加させました。
- LET003は5mgの投与量で、競合薬ビマグルマブの15mgに匹敵する効果を示しました。
要点:

HBMホールディングス(2142.HK)は、AIで開発された肥満治療薬LET003が、セマグルチドとの併用により動物モデルで脂肪量を76%減少させたという有望な臨床前データを発表しました。
「LET003の急速な進展は、当社のHu-mAtrIx™ AIプラットフォームによって強力に支えられています」と、HBMホールディングスの会長である王勁松(Jingsong Wang)博士は声明で述べました。
肥満モデルにおいて、この併用療法はセマグルチド単独よりも脂肪量を34.7%多く減少させ、同時に除脂肪体重を5.7%増加させることで、GLP-1受容体作動薬に共通する副作用を軽減しました。ACVR2A/2Bを標的とするモノクローナル抗体であるこの薬は、優れた用量効率も示し、5 mg/kgの投与量で、競合抗体ビマグルマブの15 mg/kgの投与量に匹敵する除脂肪体重への効果を達成しました。
この結果により、HBMの抗体は数十億ドル規模の肥満治療薬市場において、潜在的なベスト・イン・クラス(最良の治療薬)として位置づけられました。カニクイザルモデルのデータでも、LET003が優れた薬物動態特性を有していることが示されており、競合療法よりも投与間隔を長くしたり、低用量で投与したりできる可能性を示唆しています。
ACVR2A/2Bシグナル伝達経路は、体内の脂肪と筋肉のバランスを調節する上で極めて重要です。セマグルチドのようなGLP-1受容体作動薬は減量に効果的ですが、しばしば除脂肪筋肉量の減少を引き起こします。HBMのデータは、LET003をGLP-1と組み合わせることで、筋肉を維持しながら脂肪減少を強化し、優れた身体組成管理につながることを示唆しています。
このポジティブなデータは、HBMのHu-mAtrIx AIプラットフォームとその創薬パイプラインにとって重要な検証となります。投資家は今後、同プログラムの次の大きなきっかけとなる、ヒト臨床試験開始のための臨床試験実施申請(IND)に注目することになります。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。