主なポイント:
- 欧州委員会は、白金製剤抵抗性卵巣がん患者の一部を対象として、メルクのKeytrudaを承認しました。
- この承認は、腫瘍がPD-L1(CPS≧1)を発現し、1〜2回の全身療法歴がある成人患者を対象としています。
- この決定により、Keytrudaの広大なターゲット市場が拡大し、EUにおけるメルクのがん領域事業が強化されます。
主なポイント:

米メルク(NYSE: MRK)は、主力の抗がん剤Keytruda(キイトルーダ)について、成人の特定の白金製剤抵抗性卵巣がんの治療薬として欧州委員会の承認を受けたと2026年4月2日に発表しました。
メルク・リサーチ・ラボラトリーズのグローバル臨床開発担当副社長、ギュルセル・アクタン博士は、「今回の承認は、欧州連合(EU)における白金製剤抵抗性の再発卵巣がんを患う女性にとって、重要な節目となります」と述べました。
今回の承認は、Keytruda(ペムブロリズマブ)とパクリタキセルの併用療法、およびベバシズマブの併用有無を対象としています。腫瘍にPD-L1の発現が認められ(CPSが1以上)、かつ1回または2回の全身療法歴がある成人患者が対象となります。
EUにおけるこの適応拡大は、メルクの収益にとってプラスの要因となり、主要ながん治療薬としてのKeytrudaの地位をさらに強固にするものと期待されています。この承認により、同社のがん領域のポートフォリオが強化され、治療が困難ながんに対する新たな選択肢が提示されたことで、投資家の信頼も高まる可能性があります。
この承認は、選択肢の限られていた患者層に新たな治療の選択肢を提供するものです。投資家は、EUにおけるこの新適応症による初期の売上への影響を数値化するため、メルクの次回の決算報告を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。