要点
野村證券は、華潤置地の2025年決算が予想を上回ったことを受け、目標株価を引き下げつつも強気な姿勢を維持しています。
- 野村は華潤置地の目標株価を35.8香港ドルから32.6香港ドルに引き下げました。
- 2025年通期決算が予想を上回ったことを理由に、「買い」の投資判断を継続しています。
- 2025年のコア純利益は前年比11.4%減の225億人民元となり、会社側が示していた15〜20%減という見通しを上回りました。
要点
野村證券は、華潤置地の2025年決算が予想を上回ったことを受け、目標株価を引き下げつつも強気な姿勢を維持しています。

野村證券は、華潤置地の2025年通期利益の減少幅が予想を下回ったことを受け、同社の目標株価を35.8香港ドルから32.6香港ドルに引き下げましたが、投資判断は「買い」を維持しました。
今回の修正は、不動産販売の計上時期に伴う2026〜27年の利益予想の下方修正を反映したものであると、野村はリポートで述べています。華潤置地の2025年通期決算が市場の保守的な予想を上回ったにもかかわらず、この調整が行われました。
2025年のコア純利益は前年比11.4%減の225億人民元となり、会社側が当初示していた15〜20%減という見通しを上回りました。減益は不動産開発事業の粗利益率低下によるものです。全体的な売上高は横ばいでしたが、経常収益が3.7%増の433億人民元となったことが下支えとなりました。
| 指標 | 従来 | 変更後 |
|---|---|---|
| 格付け | 買い | 買い |
| 目標株価 | 35.8香港ドル | 32.6香港ドル |
大幅な減益と、ガイダンスを上回る業績という相反するシグナルは、短期的には株価のボラティリティにつながる可能性があります。目標株価の引き下げは中国不動産セクターの継続的な低迷を反映していますが、「買い」の据え置きは、市場がより悪い結果をすでに織り込んでいたことを示唆しています。
野村は2026〜27年の売上高予想を2〜3%引き上げ、将来の需要に対する一定の自信を示しました。しかし、継続的なマージン圧迫への懸念から、同期間の利益予想を16〜18%引き下げました。
今回の結果は同社の事業における乖離を浮き彫りにしており、経常収益源からの安定した成長が不動産開発事業の落ち込みを部分的に緩和しています。投資家は、株価の方向性を示す次の主要な指標として、今後数四半期における開発マージンの安定化に注目することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。