- ポップマート(09992.HK)の株価は、新型「Labubu」冷蔵庫の予約価格が二次市場で投機的な高値に達したことを受け、4%以上上昇しました。
- 5,999元に設定された限定版家電は、一時小売価格の15倍を超える92,300元の値を付け、ほとんどの転売業者が50〜80%のプレミアムを上乗せしています。
- この発売は、キャラクターIPを玩具以外に広げ、家電などの高額消費財へと拡大するポップマートの戦略を占う試金石となります。
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ポップマート・インターナショナル・グループ(09992.HK)の株価は、同社初となる大型家電、Labubu(ラブブ)をテーマにした冷蔵庫への投機的熱狂を受け、月曜日に4.44%上昇しました。予約価格が小売価格の極端な倍数にまで跳ね上がったことが背景にあります。
「現在の価格高騰は価値の裏付けを欠いており、トレンド主導のコレクターズアイテム市場における典型的な投機行為を反映している」と、iiMedia Researchの分析師、張毅氏は述べています。同氏は、当初の熱狂が冷めるにつれ「価格は調整される可能性が高く、消費者は高値での購入に慎重になるべきだ」と警鐘を鳴らしました。
熱狂の中心となっているのは「The Monsters」シリーズの冷蔵庫で、4月30日に5,999元(約828ドル)で発売されます。発売を前に、中国の中古市場サイトでは公式価格の15倍を超える92,300元の値を付ける出品も見られました。しかし、ほとんどの転売業者は9,000元から10,000元の間で出品しており、50〜67%のプレミアムが乗っています。この製品は2種類のデザインがそれぞれ999台限定で発売され、各冷蔵庫には固有のシリアルナンバーが刻まれていることが、収集品としての魅力を高めています。
家電分野への進出は、人気の高いキャラクター知的財産(IP)を活用して収益を多角化するというポップマートの広範な戦略の一環です。アーティストのカシン・ルン氏によって生み出されたLabubuは、2024年初頭にK-POPグループ「BLACKPINK(ブラックピンク)」のリサ氏が手にしている姿が報じられて以来、世界的な人気を博しています。アナリストはこの限定高額商品の発売をパイロットテストと見ています。モーニングスターの株式アナリスト、ジェフ・チャン氏は「ポップマートが他の玩具についても同様の家電製品を発売すると予想している」とし、このカテゴリーが「2027年からポップマートの利益により有意義に貢献する可能性がある」と分析しています。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資の勧誘を意図するものではありません。