Key Takeaways:
- 4月のISM非製造業景況指数(PMI)は53.6となり、市場予想の53.7および3月の54.0を下回りました。
- 伸びは鈍化したものの、サービス部門は16カ月連続で拡大を維持しています。
- 経済見通しを背景に投資家の買いが入り、金スポット価格は1%上昇し1オンスあたり4,566.79ドルとなりました。
Key Takeaways:

米国のサービス部門の主要指標は4月にわずかな冷え込みを見せ、景気減速の兆しが強まる中で投資家は伝統的な安全資産である金へと向かいました。
ISM非製造業景況指数調査委員会のアンソニー・ニーブス会長は、「4月のデータは成長率のわずかな低下を示していますが、セクター全体としては依然として拡大圏にあります。特に石油価格を巡る地政学的懸念が、引き続き企業の景況感に影響を与えています」と述べています。
ISM非製造業景況指数(PMI)は53.6となり、3月の54.0から低下、市場予想の53.7をわずかに下回りました。16カ月連続の拡大を維持したものの、主要な内訳指数は勢いの鈍化の可能性を示唆しています。新規受注指数は60.6から53.5へと大幅に低下し、雇用指数は45.2から48.0へと改善したものの、依然として活動縮小を示す50割れとなりました。この結果を受けて、金スポット価格は1%上昇し4,566.79ドルを付けました。
この報告は連邦準備制度理事会(FRB)の先行きを複雑にするものです。経済指標の軟化は利上げ抑制の根拠となり得、金利を産まない資産である金には通常追い風となります。しかし、調査内の支払価格指数は70.7という高水準を維持しており、サービス部門のインフレ圧力がまだ収まっていないことを示しています。これは政策当局者が次回の会合を前に慎重な姿勢を維持する要因となるでしょう。
また、S&Pグローバルが発表した別の報告でも拡大の継続が確認されましたが、ペースは鈍化しています。4月のS&Pグローバル・サービス業PMI確報値は51.0となり、速報値の51.3から下方修正されました。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。