主なポイント:
- VIXは5月27日に17.01で寄り付き、16.29で引けた
- 日中振幅は5.23%に達し、高値は17.18
- セッション安値での引けはボラティリティ懸念の後退を示唆
主なポイント:

CBOEボラティリティ指数(VIX)は5月27日に日中5.23%変動し、17.01で寄り付いた後、16.29まで下落して引けた。オプション取引参加者がセッションを通じて株式市場の不確実性が低下するという価格付けを行ったことが背景にある。
「VIXがセッション安値で引けたことは、新たな材料がなければ当初の不安が取引時間の経過とともに薄れ、高水準のボラティリティを持続させる要因がなかったことを示唆している」と、エッジェンの株式市場ストラクチャーアナリスト、プリヤ・メータ氏は述べた。
VIXは序盤の取引で高値17.18を付けた後、着実に低下し16.29で引けた。この水準は過去12カ月のレンジの下限付近に位置する。セッションを通じたVIXの低下は、オプション市場メーカーがガンマエクスポージャーをリバランスすることで日中のボラティリティの急上昇が吸収されるという典型的なパターンと一致している。
VIXが17を下回る水準は一般に株式市場の楽観心理を示し、25を上回るとストレスが高まっていることを示す。5月27日の終値16.29は、VIXを過去の分布の下位四分位に位置づけており、オプション取引参加者は株式の急落リスクが短期的には限定的と見ていることを示唆する。
VIXの低下は、S&P500オプションに織り込まれるインプライド・ボラティリティの低下を意味し、ヘッジャーにとってはプット・プレミアムの低下、ボラティリティ連動型上場投資商品にとっては上振れの減少につながる。市場参加者は、ボラティリティ・レジームを変動させ得る次の主要経済指標の発表やFRB高官の発言に注目することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。